YAESUデジタルC4FM共通メモ

デジタルの互換性

現在、デジタル方式はメジャーどこでは2つの方式があります。
JARL&ICOMのD-STARとYAESUのC4FMです。
この2つには互換性が無いので互いに交信できません
マイナーどこでは、さらに古くからあるALINCO方式とAOR方式もありますが、これら含めて4つの方式には互換性が全くありません。

音声圧縮方式はAMBE

変調方式やデジタルフォーマットはバラバラですが、音声圧縮のボコーダーはいずれもAMBE方式が採用されています。
これはデジタル簡易無線と同じで、音の聞いた感じは似た傾向があります。

C4FMにも2種類ある

現在発売されているFDMA方式と、計画されているTDMA方式があります。
FDMA方式は周波数多重、TDMA方式は時間軸多重です。

C4FMは通常のナローFMと同じ占有帯域

D-STARはFMの半分ですが、C4FMはFMと同じです。
また、変調方式が4値FMの名の通り、普通のFM変調と大差ありません。
よって、FM用のブースタ等もそのまま使用できます。

C4FM方式の特徴

占有帯域を2つに割って、半分を音声に、残り半分をエラー訂正に使用するDNモードがあります。
このエラー訂正能力は強力で、電波が弱かったり不安定になっても、いわゆるケロりが少なく感じます。
全体域を音声に使ってエラー訂正を減らしたVWモードもありますが、これは音質は確かに良くなりますが聞き比べないとわからない程度の差です。
よって、通常の更新ではDNモードを使用するのが良いです。

C4FMはデジタル業務用無線の標準方式

アマチュアは後発です。
世の中に出ているデジタル無線は、このC4FM方式がスタンダードになっていて、ARIBで規定されてます。

レピーター

D-STARはレピーター間をネットワーク接続したデジタルレピーターが普及していますが、YAESUはこれからです。
現在はレピーターを使用した交信はできず、シンプレックス(直接交信)のみです。

WIRES-X

呼び出し周波数(メインチャンネル)

デジタル方式はFMの呼び出し周波数(145.00や433.00)は使えません。(法律)
先行しているJARL提唱のICOM D-STAR方式は、慣例的に433.30を呼び出し周波数にしています。
YAESU C4FM方式も同じ周波数を慣例的に呼び出し周波数とするのが良いと考えています。
これは、いろいろな仕様があるデジタル方式では、その仕様毎に呼び出し周波数を作っていたのでは、すぐにバンド内が
呼び出し周波数だらけになることが容易に想像できるかです。
例)433.30はD-STAR、433.40はC4FM、433.50は非常用周波数、433.60はALINCO、433.70はAORという感じに
デジタルなら違う方式同士ではノイズすら出ませんから、待ち受けのストレスになりません。
しかし、C4FMは433.40を使い始めているようです。
いずれにしても連絡設定が完了したら、他の周波数にQSYして交信を続けるべきです。


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Last-modified: 2023-11-27 (月) 23:39:34