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RaspberryPi reTERMINALにOSをインストールし直して出荷状態に戻す

reTERMINAL側

  1. 裏蓋を開ける(すごく堅いので爪を折らないように慎重に)
    1. ゴム足4個を外して、中にあるネジを外す
    2. 拡張コネクタのゴムカバーを外す
    3. 裏蓋を剥がす(拡張コネクタ付近の爪が堅い)
  2. ヒートシンクを外す
  3. モジュール横のスイッチを内側にスライドさせる
  4. ヒートシンクを戻す(仮止めで良い)
  5. 母艦側の作業
  6. 母艦側の作業が終わったら
    1. 電源を外す
    2. ヒートシンクを外す
    3. スイッチを外側に元に戻す
    4. ヒートシンクを戻す
    5. 裏蓋を付けてネジとゴム足を付ける

母艦側(Windows10)

  1. RasPi boot toolをダウンロードしてインストールする
    https://github.com/raspberrypi/usbboot/raw/master/win32/rpiboot_setup.exe
  2. USB-CケーブルでPCとreTERMINALを繋ぐ
  3. rpibootを起動する
    eMMCがマウントされる
    Windowsにマウントされると「初期化が必要です」やエクスプローラが開くので、何もせず全て右上の×でウインドウを閉じます。
  4. RaspberryPi Imagerをインストールする
    https://www.raspberrypi.org/software/
  5. OSイメージを取得する
    64bit版は時期尚早な感じがするので、出荷時と同じ32bit版を使うことを推奨。
    https://wiki.seeedstudio.com/reTerminal-FAQ/#q2-how-can-i-flash-raspberry-pi-os-which-is-originally-shipped-with-reterminal
    32bit https://files.seeedstudio.com/wiki/ReTerminal/RPiOS_Images/2021-09-14-Raspbian-reTerminal/image_2021-09-14-Raspbian-reTerminal.zip
    64bit https://files.seeedstudio.com/wiki/ReTerminal/RPiOS_Images/2021-09-14-Raspbian-reTerminal-arm64/image_2021-09-14-Raspbian-reTerminal-arm64.zip
  6. OSイメージのZIPを解凍する
    解凍しないでZIPのままでもOKでした。
  7. RaspberryPi Imagerを起動する
    SHIFT+CTRL+Xでアドバンスメニューを開き、set hostnameにチェック、Enable SSHにチェックし、パスワードを設定する
  8. イメージの書き込み Choose OS → Use custom
    イメージを選択
  9. Choose Strage
    RPi-MSD-001を選択
  10. WRITEを実行

正しい初期セットアップ手順

https://lab.seeed.co.jp/entry/2021/10/19/183618

重要なのは「OS Updateを行わない(Skipする)」事。

その後、OSアップデートをターミナルコマンドで行う。(公式記載通り)

$ sudo apt update
$ sudo apt full-upgrade

電源ボタンにシャットダウン機能を追加する

本体左上のボタンは、電源を繋いだままシャットダウンした後、このボタンを押すと起動できます。
このボタンは内部でGPIO-13にも繋がっているので、/boot/config.txtに1行追加することでシャットダウンとしても機能させられます。

/boot/config.txt

dtoverlay=gpio-shutdown,gpio_pin=13,debounce=3000

この設定で、電源ボタンを長押し(3000ms=3秒)するとシャットダウン処理が開始されて安全に電源が切れます。
メニューからシャットダウンを実行したのと同じです。

ただし、Fキー3個と輝度センサーが使えなくなるという弊害が確認されています(報告済み)

他の方法

時間が経つと画面が消えるのを抑止する

USER-KEY(F1/F2/F3/○)を無効にする

デフォルトではキーボードのASDFにアサインされているが、これが結構邪魔くさい。
自由にアサインしてPythonとかから扱えるようになるまでは無効にしておいた方が無難。
/boot/config.txt に記述する

dtoverlay=reTerminal,key0=0x0,key1=0x0,key2=0x0,key3=0x0

dtoverlay=reTerminalという記述が既にあるが、それに続いて,key0=...を追記する
ただし、これを行うとFキーのイベントを取り込めなくなるようで、○キーでシャットダウンはできなくなる

swapを無効にする

ストレージがeMMCなのでMicroSDよりは摩耗特性は良いはずですが、そもそも4GBもDRAM積んでいるならSWAPは不要でしょう。

$ sudo systemctl stop dphys-swapfile.service
$ sudo  systemctl disable dphys-swapfile.service
$ sudo rm /var/swap

コマンドラインでBluetoothをペアリングする

参考としたサイト: https://qiita.com/takashi53/items/f6a866f0081609dbb8d6

reTERMINALを日本語でセットアップすると、Bluetoothでデバイスを追加を実行したときにペアリング先のリストが表示されなくなる。
Bluetooth自身は生きているので、コマンドでペアリングを実行してやる必要がある。
英語(イギリス英語のデフォルト設定)だと表示されるみたい。

$ bluetoothctl

scan on でペアリングしたデバイスを探す

ターゲットがみつかったらscan offしてスキャンを止める

pair [MAC_ADDRESS] でペアリングを実行

デスクトップのメニューバーにあるBluetoothアイコンに接続先が追加されているので、そこで繋ぎに行けば繋がる。

起動時にモニタに何も表示させず、Splash画面だけ出すcmdline.txt

console=serial0,115200 console=tty1 root=PARTUUID=5371387f-02 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait quiet fbcon=map:10 splash plymouth.ignore-serial-consoles logo.nologo vt.global_cursor_default=0 console=tty3 loglevel=0

起動画面(Splash画面)の変更

標準のテーマは「seeed」になってる。
テーマは次のディレクトに入っている

/usr/share/plymouth/themes

テーマの切り替えは次のコマンドで行う

sudo plymouth-set-default-theme [THEME名]
sudo update-initramfs -u
sudo reboot

一番単純なテーマは「pix」で、splash.pngを表示するだけのもの。

初期状態に戻したければ、

sudo plymouth-set-default-theme seeed
sudo update-initramfs -u
sudo reboot

ここに沢山のテーマが公開されている
https://www.gnome-look.org/browse?cat=108&ord=latest

私が気に入ってるのはこれ
https://www.gnome-look.org/p/1507457
ただし、起動が10秒ほど長くなる感じ。

MicroSDカードは使用できない

SDカードスロットがあるのでカードを入れてみたが、自動マウントどころか認識すらされなかった。
CM4はeMMCとMicroSDは排他という記述を見つけた。
よって、reTERMINALの内部SDカードスロットは機能しない。

このMicroSDカードスロットは、CM4モジュールを「eMMC無し」に交換した場合に使用する物らしい。

電源関係

本体のUSB-Cポート

本体のUSB-Aポート(2個ある)

安定した動作でリッチに使用したい場合の電源

eMMCをいじる

下準備

usbbootを取得してmake

$ git clone --depth=1 https://github.com/raspberrypi/usbboot
$ cd usbboot
$ sudo apt install libusb-1.0-0-dev
$ make

DFUモードにしたreTERMINALをUSBケーブルで繋いでrpibootを実行

$ sudo /.rpiboot

アクセサリー > ディスク を使ってパーティションを操作する

$ sudo ./rpiboot

GPIO

pinout-v2.jpg

経験したトラブル


添付ファイル: filepinout-v2.jpg 175件 [詳細]

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Last-modified: 2023-11-27 (月) 23:39:35