Willcom D4のWindows7化の手順
※まとめサイトより転載、実作業で気が付いたことを追記。
Updateインストール †
準備(Win7化する前) †
Windows Vistaから下記のレジストリをエクスポートしてD4のWindows 7にインポートする
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\RegisteredApplications?」の「Windows Mail」と「Windows Mail (News)」
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Clients\Mail\Windows Mail」
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Clients\News\Windows Mail」
上記3つのレジストリを、regeditでエクスポートして保存。
Win7インストール後にインポートさせる。
これをやっておかないと、「メールの自動受信」ができなくなる。
本番 †
- Vistaリカバリ(しなくても良い)
- C:\Program Files\Windows Mailのバックアップ(ディレクトリごとコピー)
- シリアル/モデムドライバのアップデート(アップデート済みの場合は不要@Ver.L)
- JWord、ウイルスバスターのアンインストール(プリインストールのウイルスバスターはWindows7で動きません)
- Windows7をアップグレードインストール
- 解像度を1024x600に変更
- タッチパッドの移動量が少なすぎるのでC:\SHARP\DRIVERS\TouchPad\TouchPad.reg を読み込んで修正
- カメラアプリのアンインストール(なんちゃらFilterDriverなんちゃら)
Win7ではエラーになるため。Win7のドライバで動くため削除しておく。
- Windows Update(ビデオドライバがアップデートされるはず)
- サービスの「Desktop Window Manager Session Manager」を停止して手動起動に設定
Win7ではSleepや休止からの復帰時にLCD初期化がうまくいかず真っ黒になることがある為。AEROは実用的な速度で動くが使わないほうが無難。
- Ready Boostの設定
- 「電話とモデムのオプション」で「SHARP W-SIM Modem」をインストール
- C:\Program Files\Windows Mailを適当な名前にリネームしてからバックアップしたソレを書き戻す(オンラインサインアップ対策)
新規インストール †
ドライバ類はSHARP\DRIVERS以下にあり。
D4初期状態ではCドライブ直下。
リカバリディスクでは3枚目に格納されている。
OS設定 †
- OSのインストール
Windows 7をクリーンインストールする(上書きインストールは試していません)
- Windowsメールの移植(Windowsメールが使えないとオンラインサインアップができない為)
Windows 7の「Program Files」に」ある「Windows Mail」をリネームしてバックアップとする(起動しても画面が出てこなかったが、念のため、残しておく)
Windows Vistaの「Program Files\windows mail」をディレクトリごと持ってくる(D4からでなくても可x64の場合は「Program Files (x86)」ディレクトリにある)
Windows Vistaから下記のレジストリをエクスポートしてD4のWindows 7にインポートする
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\RegisteredApplications」の「Windows Mail」と「Windows Mail (News)」
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Clients\Mail\Windows Mail」
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Clients\News\Windows Mail」
一度windowsメールを起動して既定のプログラムに設定する
→レジストリは「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\RegisteredApplications」の「Windows Mail」と「Windows Mail (News)」だけでいけました。また、キーの名前があってれば中身の文字列は Windows Live Mail や Windows Live Mail (News) からのコピーでいけました。オンラインサインアップで規定のメーラーを変更されなくなるので Windows Live Mail 使ってる人にはお勧め。自動受信も出来ますが、D4StatusMonitor ガジェットからは新着メールのカウントはしてくれなくなるのでちょっと注意。Windows Live Mail 使うときは Windows Mail のアプリがあるとバックグラウンドで必死に起動・終了を繰り返していて邪魔ですが、Windows Mail フォルダをリネームなり消すなりすれば起動しなくなります。
ドライバのインストール(インテルのチップセット&グラフィックドライバのみVista互換に設定しないと怒られる) †
- チップセット
「Chipset\infinst_autol.exe」を互換モード「Vista」に設定してからインストールする
- グラフィック
「Graphics\Setup.exe」を互換モード「Vista」に設定してからインストールする
なお、グラフィックドライバをインストールした後は「Desktop Window Manager」がエラーを出して止まるので、「管理ツール」の「サービスマネージャー」から「Desktop Window Manager Session Manager」を停止した後、自動起動から手動起動へ変更する
- オーディオ
「Audio\setup.exe」を起動してインストール
- カメラ
「Camera\QD-US3A2S-FilterDriver-V3.2-32bit-080620.exe」を...
- シャープECサービス
「ECSvc\setup.exe」を...
- 無線LAN
「WirelessLAN\setup.exe」を...
- タッチパッド
「TouchPad.reg\installer\setup.exe」でインストール
「TouchPad\TouchPad.reg」を結合する
- 電話関係のツールをインストール(ドライバをインストールする途中でVCのランタイムが必要なものがあれば、その前にこっちを入れておく)
「ShPhoneTool\setup.exe」
- デバイスマネージャーから入れるタイプのドライバを入れる
探す場所は下記の通り
- 「PIX-ST142」には「TV」ディレクトリ
- 「不明なデバイス」には「SEID」ディレクトリ(物は「SHARP Extended Interface Driver」です)
- クレードルに接続した後に表示される「AX88772A」には「USB-LAN」ディレクトリ
- USBシリアルドライバのインストール
公式サイト(http://d4support.sharp.co.jp/menu/download/driver/download.shtml?mid=1&mn=WS016SH)から最新のドライバファイルをダウンロード
展開してわかりやすい場所へ配置
デバイスマネージャから「ComPort」へ展開してできたディレクトリ~「SerialDrv\Serial」を指定してインストール
モデムのドライバをインストール
元々あるほうの「Modem\InstMdm.exe」で古いドライバを一度インストール
次にDLしてきた新しいドライバを「SerialDrv\Modem\updateMdm.exe」でインストール
モデムを追加する
- BETA版の場合: コントロールパネルより「すべてのコントロール パネル項目」で項目を表示させ、「電話とモデムのオプション」よりモデムを追加する
- RC版の場合:Vistaと同じ手順でデバイスマネージャーから「操作」の「レガシ ハードウェアの追加」でモデムを選択
追加時に初期情報を設定しないといけないが、適当で良いみたい(ダイヤル方式は、パルスで問題なし、トーンは未確認)
- モデムの新規追加で「一覧から選択するので検出しない」を選択して次へ
しばらくすると出てくる一覧(左側)からSHARPを選択し、出てきた右側の一覧から新しいほうを選択して追加する
使用ポートはシリアルドライバと同じポートを選択
- ブルートゥース
「Bluetooth\setup.exe」を...
- シャープブルトゥースサービスを...
「ShBtSvc\setup.exe」
- タッチパネル
C:\SHARP\DRIVERS\TouchScreen\install.cmdもしくはsetup(ry.EXEを実行してインストールする。
これで正常動作しない(調整してもずれる)のであれば、
- まずはIdeaComからドライバをダウンロードする
http://www.ideacom.com.tw/DR_UTS6680.htm
- デバイスマネージャーを開き、ヒューマンインターフェイスの項目の「HID 準拠デバイス」を削除する
この後タッチパネルは反応しなくなる。
- IdeaComからダウンロードしたドライバをインストールする
この後にタッチパネルが復活しますが、まだおかしい場合がある。
- パネル調整画面が出るが、適当に済ませるかESCで終了させる
この時点でまだズレてるかも知れないが気にしない。
- 再起動
- スタートメニューからIdeaCom TSCを開く。また調整画面が出るので、調整する
何も窓が開かずにタスクトレイにアイコンが出るだけの場合もある。
その場合、タスクトレイのアイコンをクリックするとユーティリティが開くので、そこの位置補正をクリックする。
調整するときはポイントを長押しする。25ポイント調整で調整すると良い感じ。
- たぶん完動
設定完了後にIdeaCom TSCを起動させるとタスクトレイにアイコンが出るだけにななり、タスクトレイからユーティリティを開くことが出来る。
用事が済んだらCloseをクリックして終了させてOK。
※サービスに登録される「ETSCSERVICE」は絶対に止めてはいけない。止めるとズレるようになります。
ワンセグアプリのインストール †
コレガ(http://corega.jp/prod/3sgtr/download.htm)から「StationMobile5」をダウンロード
「PIXELA\setup.exe」展開して、実行する
オンラインサインアップ †
オンラインサインアップで全部完了、お疲れ様でした
使用感 †
良い †
- 動作が軽くなった
- 全体的な動作が安定した
- メモリー使用量が減った
- SWAP動作が減った
- WiFiの安定度が増した
- PHS通信中にスリープさせても、復帰後にW-SIMが死ななくなった ←ちょっと怪しい
悪い †
- WiFiのパワーマネージメントを変更したら戻せなくなった
省電力(中)にしたらWiFi LEDが間欠の点滅になり、ハイパフォーマンスに戻しても直らない。
実利用上は特に問題は無い。APを掴めば点灯しっぱなしになって途切れることは無い。
- 高速SSDを同時導入したせいか、Ready Boostを有効にできなくなった。
十分高速なドライブが実装されているのでReady Boostは使えないと(英語で)出る。