電池のサイズと容量

サイズの呼び方

日本国際
単1D
単2C
単3AA
単4AAA
単5N
単6AAAA

単3(AA)タイプの一般的な容量

種類定格電圧V動作電圧V容量mAh容量Wh
マンガン1.50.9-1.6400-17000.6-2.55
アルカリ1.50.9-1.61800-28502.70-4.28
NiCd1.21.0-1.4600-10000.72-1.20
NiMH1.21.0-1.4600-27500.72-3.30
Li-ion 145003.7V3.0-4.2600-8402.22-3.12

単3型NiMHの注意点

容量が少ない製品ほどサイクル寿命は長い。

1000mAh2000回
2000mAh1000回
2750mAh500回

大容量の2750mAhタイプは突然死しやすい。
特に複数直列の組電池で使用していると起こりやすい。たいてい1本だけ死ぬ。
山やる人は大容量は使わず、標準の2000mAhを使うことが常識になっている。
よって、大容量タイプは用途を限定した方が良い。

NiMHはNiCd同様にメモリー効果がある。
NiMHは継ぎ足し充電しても大丈夫という話が合ったが、それはNiMHは自己放電が大きいため、使っていなくても電力が抜ける。
現在のNiMHは自己放電が少なく保存性も高くなり、メモリー効果も小さくなっている。
しかし、メモリー効果は確実に残っているので、たまにリフレッシュする事は必要。
自己放電は大容量の物ほど大きい。

NiCdとNiMHの大きな違い

-NiCdNiMH
容量小さい大きい
瞬発力良いNiCdより劣る
丈夫さ良いNiCdより劣る
環境悪い良い

Li-ionの種類

ハードカーボン

定格電圧3.6V
動作電圧範囲は2.5-4.2V
電圧変化がリニアで、電圧から残量を計算しやすい。
今はほとんど使われていない。

グラファイト

定格電圧3.7V
動作電圧範囲は3.0-4.2V
今の主流。

リン酸鉄(LiFe

定格電圧3.0V
動作電圧範囲は2.0-3.6V
耐久性が高く長寿命。
ソニー(現在は村田製作所)のリン酸鉄は爆発しない安全性で有名。

充電器と使用機器の互換性

ハードカーボンとグラファイトは同じ充電器で充電できる。
リン酸鉄は専用充電器が必要。

ハードカーボン用に設計された機器にグラファイトのLi-ionは使用できるが、
残量表示がうまくいかず突然落ちる現象が起きる。最低動作電圧の違いからくる。


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Last-modified: 2023-11-27 (月) 23:39:34