&ref(KEM-TRX7+.jpg);

-単3電池6本仕様
-メモリーキーヤー内蔵(O.I.K-675)
-RX Topを2段BPFにし、3バンド分内蔵(3.5/7/10MHz)
-AF BPF内蔵(FCZ No.520)
-SP内蔵

*概要 [#c7a540dc]
-貴田電子設計のモジュールキット「KEM-TX7-CW、KEM-RX7、KEM-DDS-VFO」を使用。
-7MHzモノバンド機だが、定数を弄って3.5/7/10MHzのトライバンド機とする。
-電源電圧は6Vが基本だが、これを9V(NiMH時は7.2V)として600mW程度のOutを目指す。
-Up/Downボタンはロータリーエンコーダーを使用する。
-KX-1ライクな小型トランシーバーをターゲットとする。

*参考情報 [#n04a6719]
-[[貴田電子設計>http://www.kida-elec.com/index.html]]
--[[KEM-RX7>http://www.kida-elec.com/kem-rx7.html]] 7MHz 受信モジュール
--[[KEM-TX7-CW>http://www.kida-elec.com/kem-tx7-cw.html]] 7MHz CW送信モジュール
--[[KEM-DDS-VFO>http://www.kida-elec.com/kem-dds-vfo.html]] DDS VFOモジュール
-[[秋月電子通商>http://akizukidenshi.com/]]
--[[超小型LCD(オレンジバックライト)>http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22P-01797%22&s=popularity&p=1&r=1&page=0&cl=1]]
--[[ロータリーエンコーダー>http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22P-00292%22&s=score&p=1&r=1&page=]]
--[[電池ホルダー(単3電池6本ケース用)>http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22P-00425%22&s=popularity&p=1&r=1&page=&cl=1]]
--[[つまみ(33mm)>http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22P-01000%22&s=popularity&p=1&r=1&page=]]
--[[BCN-J(丸座)>http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22C-00135%22&s=popularity&p=1&r=1&page=]]
-FCZコイルのデータ &ref(fcz-coildata-2.pdf);
-LPFシミュレーションファイル &ref(定K-LPF.zip);
-[[3次LPFの計算ページ>http://jr6bij.hiyoko3.com/java_calc/lpf2.php]]
-バンドプラン
--3.500〜3.575
--3.747〜3.754
--3.791〜3.805
--7.000〜7.100
--10.100〜10.150
-[[世羅多フィルター>http://ja9ttt.homedns.org/]]
-[[世羅多フィルター>http://ja9ttt.homedns.org/]] 【リンク切れ;転居先不明】
--[[Part.1 研究編>http://ja9ttt.homedns.org/hamf/myexp/Cerladder_P1.html]]
--[[Part.2 製作編>http://ja9ttt.homedns.org/hamf/myexp/Cerladder_P2.html]]
--[[Part.3 活用編>http://ja9ttt.homedns.org/hamf/myexp/Cerladder_P3.html]]

*回路に関するメモ [#p1dce900]
-ファイナルは2SC2347×5パラ(定格出力は6Vで0.4〜0.5W)
--2SC2347
---最大定格Vcbo: 30V
---最大定格Vceo: 15V
---最大定格Ic(DC): 0.05A
---最大PC: 0.25W
---増幅率hFE(最小): 20
---増幅率hFE(最大): -
---用途: UHF OSC/VHF MIX
---メーカ: 東芝
-VFOモジュール
--出力フィルターは10MHz付近。10MHz近くまではあまりレベルダウンしない。
--DDS自体は25MHzまで出力するが、スプリアスが増えるため実用的な範囲は15MHz程度まで。
--モジュールは7805付き。(低ロスタイプに交換する)
--CPU Ver1.02はBUGGY。
-TXモジュール
--標準の発振器を使う場合は電源電圧を上げられない。(DDS使用時は大丈夫)
--アンテナ切り替え回路(1S1588によるSW)付き。
--QRPpなら外部リレー不要。
-RXモジュール
--LA1600使用のシングルスーパー。
--IFフィルターは455KHzのセラミック。(BW ±7.5KHz)
--DDSモジュールから5Vを貰って動作させる。
-セラミックフィルター
--CFU-455E(付属品)~
通過帯域幅:±7.5KHz(6dB)、±15KHz(27dB)~
挿入損失:-6dB~
インピーダンス:1.5KΩ
--CFU-455H(別途購入品)~
通過帯域幅:±3KHz(6dB)、±9KHz(25dB)~
挿入損失:-6dB~
インピーダンス:2KΩ~
&ref(CFU455.jpg);


*送信機系統図 [#e89371b1]
自分で書きましょう。(免許通ってます)

*検討ベンチ [#i2f42ec9]
&ref(test_bench.jpg);

ダンボールに並べて実験を進めた。~
TX7とRX7のANT端子は互いに接続せず、実験中はTX7にはQRPパワー計を繋ぐ。間違えて電波を出してしまわないための措置。

*モジュール間接続 [#t740888f]
&ref(module_wirering.gif);
-出力にCalKitの「1KHzカットオフLPF」を改造したものを入れる。

*検討メモ [#g307e72c]
-夜間は7110KHzの中国のBCが超強力に入るため突き抜けが起きる。(どこでも聞こえる)~
RX初段にプリセレクタを入れないとならないが、バンド上限に近いためハイQの同調回路が~
必要と思われる。同調コイル2段で試してみるが、CW帯メインにピークを持ってきてどこまで~
抑圧できるか心配。
--かなり効果があった
-DDSの10MHz出力対応:L1=L2=6.8uH、C13=C15=27PF、C14=54PF
-TX-OUTの10MHz出力対応
--標準定数:-7dB@10.150MHz
--変更定数:L=1000n、C=390p/820p → -0.6dB@10.150MHz
-FCZコイルのコンデンサ容量
--3.5MHz 7S3R5 180pF
--3.8MHz 7S3R5 150pF
--7MHz 7S7 100pF
--10MHz 7S9 68pF
--14MHz 7S14 68pF
-Sメーター回路
--&ref(trx_s_rf_meter.gif);~
この回路、LA1600の出力電圧が低いので動作しなかった。~
そうとう強い信号が入らないと、9ピンの電圧が上がらないのも気になる。~
Sメーターは無しで進める。(ケースに空き地があればあとで考えよう)~
-[[ラダーフィルター]](ペンディング中)
-RF BPFの切り替え回路~
74HC4066による切り替えが簡単に思えてきた。~
4000シリーズより74HC4000シリーズの方が高性能。~
最終的に74HC4052に決定。4チャンネルセレクタが2回路入っていて、~
2進コードでセレクトできる。~
-音量VRはAカーブに交換。フィーリングが良い。

*調整方法(CW主体) [#r5c4bdb3]
周波数がきっちり合っている送受信機がある事を前提とします。TCXO装備のRIGが良いです。~
CWピッチは600Hz、リファレンスRIGはFT2000とします。~

**発振周波数の確認。 [#obcbf513]
7026.000,000でキーダウンしKEMを送信にします。~
FT2000の受信周波数をぴったり合わせます。(FT2000側でゼロインさせる)~
KEMとFT2000のズレがそのままKEMの誤差(基準発振50MHzのズレ)になります。~
これは簡単に直せないので、とりあえずは「こんなものか」と覚えておきます。~
数10Hz程度のズレがあるでしょう。~

**BFOトリマの調整 [#d0b1e17b]
DDSのRITをFT2000のピッチと同じ(600HzならKEM-DDSのRITを+600Hzにする)にして~
受信状態にします。(CWをLSB受信にする例)~
FT2000でCW送信します。~
RX7のBFOトリマを調整してピッチを同じ(例:600Hz)にします。FT2000のサイド~
トーンとゼロビートを取ると簡単です。~
合わないようならBFOのトリマにパラになってるCを変更します。私はCを定数変更~
しないとダメでした。Cの位置に2ピンソケットをつけて差し替えて最適な定数を~
決めました。~
トリマを回すと2ヶ所でトーンがきこえるはずです。LSBとUSBです。これを間違えると~
SSB受信時に表示が大幅に(ピッチ分)狂います。2ヶ所聞こえない場合はトリマが~
調整範囲にありません。~
この2つの見極め方ですが、DDS-VFOのノブを左に回してピッチが低くなる動きを~
していれば正解(LSB受信)、ピッチが高くなる動きならUSBになってます。逆だっ~
たら、BFOのトリマを回してもう1つのゼロインポイントを探します。~
これで、BFOの調整は完了。~
~
私は標準定数ではこの調整が出来ませんでした。~
TCと並列になっているコンデンサーC24を22pFに変更しました。~

*実際の周波数と表示を合わせる方法 [#yc4064f2]
基準となる正確な周波数で送受信できるRIGが必要です。~
RIG、KEM共に十分なエージングをして安定させてから作業します。~
私の場合を例にしますので、それぞれ数字を置き換えてください。~

**例 [#gf57481b]
KEM表示:7.000,000~
FT2000受信:7.000,0068~

KEMが表示よりも68Hz高い周波数(Δ= +68Hz)になっている例です。~

**送信設定を修正する(かならず先にやる) [#bac690eb]
~
上の段 6.999,932~
下の段 0.000,068~
CH   00~
~
MOD+SEL 3秒押し~
~
これで、送信周波数の表示が合います。~

**受信設定を修正する [#f0670d73]
~
上の段 7.454,932~
下の段 -0.454,932~
CH   00~
~
MOD+RIT 3秒押し~
~
これで、受信周波数の表示が合います。~

**補足説明 [#r9ccc624]
KEMのIFは455KHzです。~
SSB受信はUSBの場合で455Kz、LSBの場合で455-2.3kHzのBFOを注入してやれば~
復調できますが、CWの場合はいずれもゼロビートになります。~

*最後に [#l4971f70]
アンテナに繋いでの送信は、免許が下りてからにしましょう。~
マルチバンド化して申請すると、オフバンド対策についてTSSから質問が来ます。~
興味のある方はメールにて。~

トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS