*End Fed Antenna(エンドフェッドアンテナ) [#d073cf4c]

*構造と動作 [#ga17bcb7]
 A B
 | +----------------------------------C
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 | |平行フィーダー
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 E F
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 バルン(1:9)
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 カップラ
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  |同軸(50Ω)
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 送信機

-A-E(B-F)の長さは1/4λ。
-B-C(平行フィーダー)の長さは1/2λ。
-マッチング用平行フィーダーA-E(B-F)の長さは1/4λ。
-輻射エレメントB-Cの長さは1/2λ。
-整数倍の周波数が乗る。

-A,B点では電圧腹になる。ここのインピーダンスは5kΩ位になるらしい。(高電圧注意)
-1/4λのフィーダー端E,Fでは電流腹になる。~
しかし、50Ωにはならないのでカップラ必須。

*平行フィーダー [#x6fa4c8a]
-平行フィーダーは、裸線を10cm間隔で並べると600Ωになる。
-100W程度まではテレビ用の300Ωフィーダーが使える。
-ハイパワーでは、450ΩのAGW18フィーダーが良い。これならKW対応。

いずれも被服付きワイヤーの場合は短縮率を考慮すること。(約80%)

*バルン [#f192e2bb]
給電点のインピーダンスは電流腹とはいえ50Ωからかけ離れたハイインピーダンスとなる。~
よって、ステップアップ型のバルンを使う。~
1:4(巻線比2)または1:9(巻線比3)が一般的。

*カップラ [#ue9216a0]
RIG内蔵のATUではSWR3(17〜150Ω)程度までしか対応していないため使えない。~
よって、外付けのATUまたはマニュアルチューナーを用いる。~
1:1バルンを使う事も可能だが、インピーダンス比が大きすぎて、VCの耐圧を超えてスパークする場合があるので注意が必要。

*例 [#v6701bca]
-平行フィーダーに被服付きのワイヤーを使用(AGW18 450Ω)
-最低使用周波数7MHz

**フィーダー長 [#o25fc9b5]
(300/7.050)*0.25*0.80=8.51m

**エレメント長 [#v2e70f06]
(300/7.050)*0.50*0.97=20.64m

**マルチバンドでの使用 [#rd0d5ffc]
整数倍の周波数で使えると言うが、並行フィーダー部(インピーダンス変換部)の動作を考えると、奇数倍でしかうまく調整できない気がする。~
たとえば7MHzで作った場合、21MHzでは3倍になってフィーダー部の根元が電流腹、エレメント側が電圧腹になるが、14MHzでは共に電圧腹になってしまう。

*参考情報 [#u55bb288]
http://www.aa5tb.com/efha.html

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