* EWI-4000s内蔵シンセの音作り [#h9d531fb] Vyzexでの音作りメモです。 * OSC 1、OSC 2 [#r0a5eb9a] 2つのOSCを持っている。~ 波形は3種類(ノコギリ波、三角波、矩形波)あり、矩形波はDutyを可変できる。~ 3つの波形は任意のレベルでミックスされて、終段のLEVELで調整されてFILTERブロックへ送られる。 * FILTER [#ha1a0dfc] 2つのフィルターを持っている。~ この2つのフィルターはそれぞれ自由に種類(OFF/NOTch/BandPass/HighPass/LowPass)を指定できる。~ ** FILTERの種類 [#dde14eb9] - OFF~ このFILTERブロックを無効にする - NTC(Notch)~ ノッチフィルター。~ 任意のセンター周波数周辺のスペクトラムをカットする。 - BP(Band Pass)~ バンドパスフィルター。~ 任意のセンター周波州周辺のスペクトラムを通過させる。~ - HP(High Pass)~ ハイパスフィルター~ 任意のカットオフ周波数以上のスペクトラムを通過させる。~ - LP(Low Pass)~ ローパスフィルター~ 任意のカットオフ周波数以下のスペクトラムを通過させる。~ ** FILTER構成 [#r7ec7800] 2つのFILTERは「FILTER-1→FILTER-2」の順で直列に繋がっている。~ 例えば、FILTER-1をLPに、FILTER-2をHPにするような使い方がある。 1つしか使わない場合は、FILTER-2をOFFに設定する。~ LINKというのは、FILTER-1とFILTER-2のパラメータを同じにして、2つのフィルターを並列接続する。~ この意味は倍精度になる事。~ ** SELECTの意味 [#q934ce2e] [1] [2] [LINK]の3つのボタンがある。~ [1]をセレクトしているときはFILTER-1設定に、[2]をセレクトしているときはFILTER-2の設定になる。~ それぞれの調整つまみを呼び出している状態。~ [LINK]をセレクトすると、[1]をセレクトしてFILTER-1を設定した内容が内部的にFILTER-2にもコピーされ、2つのフィルターが直列ではなく並列接続される。~ FILTERを1つしか使わない場合は倍精度になる[LINK]を使用すると良いだろう。~ ** FREQ [#e767e0dc] カットオフ周波数を指定する。~ ただし、この数字は次のKEY FOLLOWとBREATH CURVEで変化させられる。 ** KEY FOLLOW [#tdd9b4da] -12〜0〜+24に設定できる。~ 設定値は-12〜0〜+24の範囲。~ KEY FOLLOW=0の時は、演奏キーにかかわらずFREQ値は一定に維持される。~ 0以外に設定した場合は、6C(センターのド)の時にFREQに設定したカットオフ周波数になり、演奏キーに連動してカットオフ周波数が連動する。~ 例えば+12に設定した場合、1オクターブ上がるとカットオフ値も1:1連動して倍になる。~ FILTERをLPに設定していた場合、+12では倍音成分が全てのキーで同じ割合になるが、例えば+6にしておくと、倍音成分が少なめでスタートし、キーが上がるほどLPが開いて(カットオフが上昇し)倍音成分の比率が増えてゆく挙動になる。 ** BREATH CURVE [#hd79332c] 息の強さをFREQとKEY FOLOWに影響させるカーブを決める。~ 0%の場合は1:1連動するが、+にすると弱い息から影響が始まり(対数カーブ)、-にすると強い息を入れて影響が立ち上がる(指数カーブ=ドッカン)傾向になる。~ (編集中)