* AKAI EWI セットアップメモ [#h92213a3]

&ref(EWI4000s.jpg);

EWI-4000s http://ewi.akai-pro.jp/ewi4000sw/

最新は2014/7に発売になったEWI-5000~
EWI-4000sの色を白基調に変更して、音色バンク81〜93にスペシャルパラメータが入っているのがEWI-4000swになる。~
他は全く同じ。~
EWI-4000s/swの最新ファームウエアはVer2.4で、自分でUpdate可能。~
運指モードが増えたり、動作安定性がはかられているらしい。~

※ EWI+IFW+Reaper のセットアップに関しては、[[こちら>Reaper_and_IFW]]にまとめてあります。

* 入出力関係 [#b3fee88b]
- MIDI-IN/OUT(標準DIN 5ピン)
- LINE OUT(標準フォン 6.3mm)
- PHONES OUT(ステレオミニ 32Ω以上)
- 外部電源(9V 外+ 5.5mm/2.1mm 通常時150mA程度)
- 単3アルカリ電池×4でも動作可能(連続8時間動作)

* MIDI [#ab39740e]
** ブレスコントロール関係 [#c724165a]
- Setupでブレスコントロール関係のコントロールチェンジの選択が可能
- 次の項目をON/OFFできる
-- Br:ブレス(#02)
-- Vo:ボリューム(#07)
-- EP:エクスプレッション(#11)
-- AF:アフタータッチ
- BrとEPをONにしておけば、ブレスコントロール非対応の音源(SC-88Pro等)でも音が出る
** USB-MIDIインタフェース [#s72515c3]
*** ROLANDのは音色編集に使える(定番) [#sb178f6b]
&ref(UM-ONEmk2.jpg);~
3,000円位する製品で、EWI-4000での動作実績がある。~
内蔵音源の音色編集を行うにはこの製品を使うのがお勧め。~
http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=bwtlab-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=B00967UN50"

*** 安物は音色編集に使えない [#l40e14c1]
&ref(USB-MIDI.jpg);~
500円程度で売っている物で、みな似たようなデザイン。~
LEDの位置やケーブルの長さがが違う物もあるが、中のチップは同じと思われる。~
単にEWIとPCを繋いで、PCのソフト音源を鳴らすのであれば問題なく使える。~
Win/Mac共にドライバは自動で適用されて手軽。
** ケーブル [#f5469fc7]
飛び出さないL型が使いやすいが、なかなか売っていない。~
オーディオテクニカのATL496DL/1.5は長さ1.5mの両端L型ケーブル。~
EWIに装着するとケーブルは上側に出てしまう。理想的には逆出しが良い。~
&ref(ATL496DL.jpg);~
*** ATL496DLをEWI-4000に装着したところ [#j01a1ab6]
&ref(ATL496DL-1.jpg);~
&ref(ATL496DL-2.jpg);~
&ref(ATL496DL-3.jpg);~

* 音源 [#k71a5461]
** 内蔵音源 [#wf402600]
80種類のプリセット音源が内蔵されている。(81〜100番は1〜20番のコピー)~
しかし、EWI初期やLirycon時代のTHE SQUAREやるにはいまいちという話で、当時の音を出したい人はソフトウエア音源のIFWを使っている。
** 内蔵音源のエディット [#p8ff7674]
付属ソフトを使って内蔵音源のエディットが可能。~
作成したパラメータファイルはMIDI-IN/OUTを繋いで転送する。~
MIDI I/Fによっては通信できないので注意。~
*** EWI MASTER BOOKの音色4種を入力 [#sf42c2f3]
結構大変だったけど、慣れればそんなに時間はかからない。~
「ほほぉ」という音が出ました。
*** 操作方法 [#na4d41e3]
簡易マニュアル:https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-63sc3xkjz4whfejao4hwjbqhsu-1001&uniqid=20b6b832-58dc-4822-8aa3-e465e6ae975c&viewtype=detail

- 中央上の方の赤い部分にある表示が実はボタンになってる。[Store] [Store In] [Sync]
-- [Store] 選択しているメモリーバンクに編集したパラメータを上書きする
-- [Store In] 任意のメモリーバンクに編集したパラメータを上書きする
-- [Sync] 編集したパラメータをEWI本体に送る(EWI側で不揮発保存はされない)

&ref(Vyzex_store_bottun.jpg);~
パラメータをいじるとEditedの文字表示と共に[Store]ボタンが有効になる。

パラメータをいじってはSyncを押して吹いてみる。この繰り返しで音を作る。~
Syncボタンで転送されるのはEWI本体のバンク0で、仮保存領域のようだ。~
最終的に好きな編集をしてバンクに登録したら、PUTボタンで全バンクをEWIに転送するのが基本操作。~
BANK画面では指定バンクだけを転送することも可能。

基本的な操作としては次のようになるだろう。
+ EWIとPCをMIDIケーブルで繋ぐ
+ EWIの電源をON
+ Vyzexを起動
+ [GET]を押してEWIからパラメータを全て読み出す
+ 編集したいバンクを選ぶ(81〜100は01〜20と同じだから、とりあえずここが良い)~
または、ベースとしたい音色バンクを選ぶ
+ パラメータをいじって好みの音を作る
++ 調整したら[Sync]をクリック
++ EWIで吹いてみる
++ くりかえし
+ 音色が完成したら[Store In」をクリックして、保存したいバンク番号を指定して保存
+ バンクの名前を変更する
+ データをPCにSAVEする
+ [PUT]をクリックして、EWIに全バンクのパラメータを転送

** 他の人に貰ったりして、べつのSQSファイルから任意の音色だけをEWIに転送したい場合 [#v8a1b0d1]
+ EWIにセットされている音色データ100個をPCに転送(GET)して、ファイルにバックアップ保存(File→SAVE SET as)する。
+ 上書きして良いバンク番号をメモしておく(またはバンクの整理をする)
+ 貰ったSQSファイルを開く(File→Open)
+ 画面右上のEDITER MODEをBANKにする
+ 転送したい音色バンクを選択し、右クリック→Copy
+ 先ほどメモしておいたEWIの空きバンク番号を選択し、右クリック→Paste
+ 転送したいバンク番号を選択し、画面左下のPUT SELECTEDをクリック~
PUT SELECTEDは、選択した音色のみをEWIに転送してくれます。複数選択してまとめて転送することもできます。

** ソフトウエア音源 [#l26c80d9]
T-SQUAREをやるならIFWを使うのが定番。たしかに「あの音」が出るので気持ちイイ!~
無料で公開されているウインドシンセに特化された音源。~
それぞれの曲に適したパラメータ設定ファイルも公開されている。~
Facebookかmixiのコミュニティに参加すると、ダウンロード先を教えて貰える。
*** IFWのセットアップ [#ab4feb29]
- IFWはVST Plug-inの形で提供されている
- IFW単体ではなにもできない。ホストが必要
- Macの場合
-- Garagebandがホストになれる。
-- 詳しくはこちら http://wx5.blog2.fc2.com/blog-entry-347.html
- Windowsの場合
-- 簡単にはminihostを使うと良い。
-- ダウンロード先 http://www.tobybear.de/p_minihost.html
--- minihostはドネーション(寄付)ウエアなので、ドネーションしないと起動時に10秒待たされる。
-- ASIOドライバが入っていない場合はインストールする。
--- ダウンロード先 http://www.asio4all.com/
-- minihostを起動して、VSTから「Load VST Plug-in」を開いて、IFW.dllを読み込ませる。
-- MIDIのConfigure MIDI Portsを開いて、MIDI inとMIDI outを設定。
-- IFWの画面のLOADをクリックして、IFWパッケージのsoundsフォルダの中のファイルを読み込む。
-- 指を押さえて、吹けば音が出るはず。MONITORのバーが反応しているのに音が出なかったら、ASIOの出力先を確認する。~
私の場合、他のソフトにSoundデバイスを捕まれていて使えなかった例がある。
-- DAWを使う
--- IFWで音を出しながらWindows Media Playerでカラオケを演奏して、同じオーディオデバイスから出すことはできません。
--- このような事をやりたければDAWソフトウエアを導入して、カラオケトラックとEWIトラックを作って、EWIトラックのVSTiプラグインをIFWにすることでミックス演奏できます。
--- Reaper(v0.999までは無料)を使う~
Win8.1ではうまく動きませんでした。MIDI信号の取り込みに問題があるようで、突然IFWのVOLゲージがフルになって他トラックのカラオケの音声が止ります。~
Win7では動きましたが、CPUがATOM-520ではCPU不可が常に100%になってしまってつかいものになりません。



* その他Tips [#e5789a5c]
** 音色の選び方 [#r9cc9749]
*** 伊東たけしバージョンだったら、JUDDと名の付く音色が近い[#jb0157db]
SAXに近い音だけどシンセっぽい特徴で、強く吹くと破裂音的な高音が立ってくる。~
EWIの音作りに関しては一番こだわっていたみたいで、複数の音源をドライブしてMIXして厚みを出していたらしい。
*** 宮崎隆睦バージョンだったら、EWI MASTER Book掲載のパラメータがそのもの[#dea1579a]
メロゥな柔らかく優しい音が多い。
*** 本田雅人バージョンだったら、どうだろ? わかりません[#m93aaa1b]
彼はSp SAXがすばらしく、EWIだとあまり気にしていないというか矩形波や鋸波系かな。
** IFWを動かすPC [#g001a922]
- Macでやるのが一番楽(標準添付のGarageBandだけで十分使える)~
私が使っているのはMac Book Airの11インチでMid 2011モデル。Jobsが健在だった頃のモデルだから結構古い。OSはMarverics(最新の一個前)。~
新しいトラックを作って、ソフトウエア音源としてIFWをインポートしてやるだけ。~
そのトラックにDelayやReverbもルーティングできるので、エフェクターも不要。~
オーディオトラックにカラオケをD&Dしてやれば完成。とにかく楽に出来る。
- WindowsPCの場合はCPU性能やOSに左右される(Reaper 0.999を使ってみた)
-- Win8.1 X64のCore-i7の場合、音は出るがカラオケと同時再生すると吹いた瞬間にレベルメーターがフルになってカラオケトラックの音が消えてしまう。~
IFWのみの音出しは大丈夫。2つ重ねるとダメ。MIDIデータをまともに受けられないみたい。
-- Win7のATOM 520ではCPUパワーが足りなくて、IFWの音が途切れる。というか、カラオケと同時に流すとたまにしか音が出ない。
-- Win7 X64のCore2だとCPUパワーは十分だが安定しない。Win8.1同様に旨く動かせない。
-- 総じて64bitだとReaper v0.999はうまく動かせないのかもしれない。
- Reaper 4.xx()有料版
-- 有料版でも、30日のお試し期間が終わった後は「レジストしてね」が出るだけで全機能が使い続けられるらしい。
-- VAIO Type-P VPCP11AKJ (ATOM Z520, 1-Core 2-Thred, 2GB, SSD, Win7 Home 32bit)
--- MIDIのバグは出ずに動く
--- IFW + Fx(Delay)だと、オケとの同時再生では途中で音が止まる
--- CPU負荷は40〜60%
--- ATOM+Win7だときついみたい
-- VAIO Pro 11(Core-i7, 2-Core 4-Thred, 8GB, SSD, Win8.1 Pro 64bit)
--- 全く問題ない。
--- オケ+IFW+VSTのDelayとVSTのReb繋いでも破綻しない。
--- まとめはこちら。[PDFファイル>http://www.bwt.jp/wiki/index.php?plugin=attach&pcmd=open&file=HowToSetupReaper.pdf&refer=EWI]
** ステレオミキサー [#q5053f6a]
Macの場合はiTunesでMP3を再生しながらGarageband&IFWの音を重ねて聞ける。お勧め。~
Winの場合はステミキ対応のサウンドチップが乗っていないと、WMPとIFWの音を重ねられない。「アマミキ」というソフトウエアを使うとステミキが出来るらしい。~
EWI内蔵音源を使ってPCのマイク端子に入れる時も同じ。2つの音源をMIXするのがステミキ。

* Manual [#k642b01a]
- EWI-1000
&ref(EWI1000_manual_j.pdf);
- EVW-2000
&ref(EVW2000_manual_j.pdf);
- EWI-3000
&ref(EWI3000_manual_j.pdf);
- EWI-3000m
&ref(EWI3000m_manual_j.pdf);
- EWI-3020
&ref(EWI3020_manual_j.pdf);
- EWI-3020m
&ref(EWI3020m_manual_j.pdf);
- EWI-3030m
&ref(EWI3030m_manual_j.pdf);
- EWI-4000s r1.1J
&ref(EWI4000s_manual_r1.1J.pdf);
- EWI-4000s r2.1J
&ref(EWI4000s_manual_r2.1J.pdf);
- EWI-4000s Patch list
&ref(EWI4000s_patch_list.pdf);
- EWI-4000s Update manual
&ref(EWI4000s_update_manual.pdf);
- EWI-4000s v2.4 Edit-menu finger pattern
&ref(EWI4000s_v2.4_edit-menu_finger-pattern.pdf);


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