&ref(KEM-RX7_SIZE.jpg); *概要 [#if47b8f1] 貴田電子設計のキットKEM-RX7を使い、秋月の一番小さなアクリルケースに組み込みました。 *構成 [#sc268a35] -受信機本体~ KEM-RX7 -電源~ 006P 9V(昔のラジオに良く使われていた四角い電池) -IFの狭帯域化~ CFを付属の±15KHz仕様から±3KHz仕様のものに交換 -アッテネータ~ 連続可変から、スイッチON/OFFによる固定ATT切り替えに変更 -AF出力~ ステレオイヤホン対応(モノラルタイプもそのまま挿せる) -アンテナ入力~ BNCジャック(ちょっとしたこだわり) -ケース~ 秋月のSK-5(外寸:90×70×24) *製作のポイント [#q746a934] -ボリュームに付属のものを使用すると、電池が基板と干渉します。つまり、ケースの内寸がわずかに足りません。基板を前後共0.5mm程ヤスリで削りました。 -基板の固定は厚手の両面テープ。底面にねじ穴を開けたくなかったので。 -CFは付属のものと±3KHzのモノでは雲泥の差です。できればもっと狭いほうが良いですが、セラミックでは3KHzが限界でしょう。 -電源にマンガン電池を使うとAF段が発振気味になりました。付属の追加コンデンサ100uFではちょっと不足気味だったので、300uFを4558の電源ピンに直付けしました。 -ステレオイヤホンに対応させたかったので、L/Rともに22Ωの抵抗をシリーズに挿入し、KEM-RX7のAF出力にまとめて繋ぎます。抵抗を入れておけば、モノラルプラグを挿されてもショートしないので音がちゃんと出ます。 -ATTはパイ型とかにこだわる必要は無いです。この程度の受信機はいい加減で問題なし。 -3端子REGを使って5V供給をしています。 *作って感じたこと [#q281e2b5] -タバコサイズはFB! TH-F7を持っていくより軽い。VX-3はCW/SSBが聞けない。 -アンテナコネクタは前面にあったほうが良いかも。でも、背面にしか場所が空いてなかった。FINEつまみをなくせば入るけど・・・ FINEはCWを聞くときに便利です。 -パイロットランプは付けておきたい。イヤホン専用なので切り忘れがありそうです。 -ケースを塗装したい *フォトギャラリー [#j9d1737f] **基板を組み込む前のケース [#f6c8e50d] &ref(40mRadioCase.jpg);~ 基板は前後方向ギリギリ。VRの背と電池の寸法誤差で入らなくなるので、基板は前後を~ 0.5mmずつ削ってあります。パターンギリギリまで削りました。 **異ピッチのセラミックフィルタ [#p96e411a] &ref(KEM-RX7_CF.JPG);~ ±3KHzのセラフィル。CW用にはこれでもきついが、標準添付品とは雲泥の差。 **TUNE範囲を狭める [#e2449820] &ref(KEM-RX7_TUNE.JPG);~ 6.8Kと2.2KをVRの両端に追加。これで6995〜7110位のTUNE範囲になります。 標準状態ではかなり広いので、サブTUNEがあっても繰りちかるできついです。 6.8Kと2.2KをVRの両端に追加。これで6995〜7110位のTUNE範囲になります。~ 標準状態ではかなり広いので、サブTUNEがあってもクリチカルできついです。 **5Vレギュレータ [#g24e609f] &ref(KEM-RX7_REG.JPG);~ 低損失型REGを使用しています。低損失型なら電池電圧5.5Vくらいまで使えます。 **切り替え式ATT [#zca2f1d0] &ref(KEM-RX7_ATT.JPG);~ 10Kと1Kの20dB ATT。インピーダンスマッチングは無視。~ ATT-OFFは10KをSWでショートするだけ。~ ホイップアンテナや数mのワイヤーをつなげるだけならATT無しでもなんとか聞こえますが、~ 7MHz用アンテナをつないだり、深夜になるとBCカブリが強くてNGです。ATTは必須。 **AF段発振対策の追加ケミコン [#b435fd9b] &ref(KEM-RX7_AFCAP.JPG);~ 付属の追加用100μFでは容量不足だった。マンガン電池だからだとおもう。 **前面パネルを裏から [#i166d06c] &ref(KEM-RX7_FRONTBACK.JPG);~ 蓋に当たるので、VRの足はカットしてあります。手早く半田しないとVRが熱破壊します。