&ref(HPA_FIG.JPG);
* 基本構成 [#xe59a551]
- HPAはOP-AMP(4558)に2SC1815+2SA1015のSEPPバッファ
- トーンコントロールはTA7630PGを使った千石のキット
* ヘッドフォンアンプ部 [#c8723a21]
&ref(HPA_PCB.JPG);
中央にでっかいケミコンをおごってみた。
** 回路 [#r6b43508]
&ref(HPA_SCH.gif);
OP-AMPにはNJM4558DDを採用した。低雑音タイプのランクDD(最高はランクDDDD)は~
手持ちにあったからで、特に深い意味は無い。~
ここにLM358に差し替えすると、クロスオーバーひずみが発生する。LM358のアプリ~
ケーションノートを参照すると、オーディオで使用する場合は内部のバーチカルPNPに~
電流を流してA級動作にしてやる必要があるとのこと。OUT端子〜GNDに6.2kを接続する~
ことが推奨されている。LM358は消費電力を低減させるため出力バッファ部の動作と~
して、小信号ではA級、大信号ではB級動作になると書いてあった。~
この回路では、出力ショートをすると純粋な容量性負荷状態になるので発振する。~
ヘッドフォンの抜き差し時に発振する可能性が高く、実際に発振状態を確認している。~
直列に抵抗を入れる等の対策をした方が良いだろう。(ダンピングファクタは落ちる)~
** ユニバーサル基板での実装例 [#t147226a]
(準備ができたら載せます)
* トーンコントロール部 [#zb2ac928]
&ref(TONE_PCB.JPG);
CR帰還型のトーンコントロール回路を組もうと思ったが、高価な2連ボリュームが必要~
だったりと部品点数は思いのほか増えてしまう。~
千石電商でTA7630PGを採用した電子ボリュームのキットが売られていたので採用した。~
このキットはICにコントロール電圧を与えるだけで良く、2連ボリュームは必要ない。~
コントロールラインは電圧のみなので、シールド線も必要ない。~
基板、部品、ボリューム4個のセットで1380円だった。ただし、このキットは±電源で~
動作させることを基本としているため、単電源で動かすには1.5kの抵抗を2本別に用意~
する必要がある。~
** 基本仕様 [#d4b21bd1]
- 電源電圧~
±4〜7Vまたは、+8〜14V
- コントロール~
VOLUME、BALANCE、BASS、TREBLE
- トーン可変範囲~
BASS:±12dB、TREBLE:±12dB
&ref(TONE_F-RESP.gif);