#author("2021-04-17T16:34:07+00:00","","") #author("2021-04-17T16:39:08+00:00","","") EWI-USB(またはIFW等)でSYNCROOMする方法 #contents *Windows10 [#k8e14da2] ** 概要 [#dd6f3c07] - DAWに音源(ARIAやIFW)をセットし、SYNCROOMはVSTモードでDAWと連結させる。 - 音源はVSTiを使用する。(EWI-USB ARIAを単体で起動しないでプラグインとして使う) - EWIの音源はARIA VSTiを使用する。(EWI-USB ARIAを単体で起動しないでプラグインとして使う) - SYNCROOMVSTは、1つでSYNCROOMへ送る機能と、SYNCROOMから受ける機能を持っている。(図を参照) ** 課題 [#a5541a00] ARIAとSYNCROOMの両方が音を出力する必要があること。~ SYNCROOMはセッション相手の音を聞かなくてはならない。~ さらに、SYNCROOMへ送る音は自分の音のみにしなくてはならない。~ セッション相手の音をループバックするとループしてグワングワンとハウリングになってしまう。 ** 前提条件 [#y0c81d87] 少ない機材でなるべくお金を掛けない方法になりますので、代わりに知識やチャレンジ精神を求められます。~ DTMでDAWを使っている人には入りやすいです。さらに、配信をやっているとナオヨシです。 - DAWはREAPERを例にする(以下、DAWと書いたらREAPERの事) - EWI-USB(ARIA)やIFWは単体であれば既に扱えている - 基本的なDAW操作がわかる(VSTエフェクトのインサート等) - SYNCROOMはできている(他の楽器やボーカルで) - レイテンシ(音声遅延)、ASIO、バッファサイズ等を理解している **下準備 [#a3dcf717] - REAPERに追加のVSTを認識させる~ SYNCROOM VSTとARIA VSTのディレクトリを追加指定する。~ REAPERにARIAのVSTを認識させる。やりかたは(IFWの例ですが)下記を参考に。~ ⇒ http://www.bwt.jp/wiki/?Reaper_and_IFW#xd29cbad ** 手順 [#p72a691c] - SYNCROOMの設定を開いて、オーディオデバイスを「VSTモード」にする~ ⇒こうすることで、SYNCROOMはオーディオインタフェースを使わずVST経由で音声を送受するようになります。 - EWIのトラックを作る~ DAWにトラック1を作って、FXボタンを押して、Addボタンを押してVSTiの「EWI-USB(AKAI)」をアサインする。~ トラック1のINに「MIDI:EWI-USB」をアサインし、スピーカーアイコンを押してモニタリングON(またはAuto)にし、REC●を赤にする。~ - マイク等のアナログ入力のトラックを作る~ トラック2を作って、入力をオーディオインタフェースから受けられるようにする。~ スピーカーアイコンを押してモニタリングON(またはAuto)にし、REC●を赤にする。~ オーディオインタフェースにマイクを繋ぎます。 - SYNCROOMと連携するトラックを作る~ トラック3を作って、FXボタンを押して、Addボタンを押してVSTの「Syncroom vst bridge(Yamaha)」をアサインする~ ⇒SYNCROOMに送る事と、セッション相手の音がTr3に入るようになる - 下の段のフェーダーのところにあるトラック1のRouteボタンを押し、□Master Sendのチェックを外し、Add New Send..でトラック3を指定する。~ ⇒これで、トラック1のEWIの音の出力先はトラック3にルーティングされます。 - 下の段のフェーダーのところにあるトラック2のRouteボタンを押し、□Master Sendのチェックを外し、Add New Send..でトラック3を指定する。~ ⇒これで、トラック2のマイクの音の出力先はトラック3にルーティングされます。 以上で、メインバスに自分のARIAの音(SYNCROOM経由)とSYNCROOMの音が聞こえると思う。 ループしていないか十分にチェックしよう。 &ref(EWI-REAPER-SYNCROOM_ROUTING.jpg); * MacOS (Catalina) [#ed2eb368] ** 概要 [#t81921d2] - Macに外付けは何も用意しないで単体でできるようにする~ ただし、快適なレイテンシを確保するため、WiFi接続ではなくUSB-LANアダプタで有線LAN接続することを強く推奨する。~ さらに、使用回線は光ファイバでIPv6が使えること。IPv4だとレイテンシが悪くなる傾向がある。ADSLは無理。 - DAWに音源(ARIAやIFW)をセットし、SYNCROOMはVSTモードでDAWと連結させる。 - 音源はVSTiを使用する。(EWI-USB ARIAを単体で起動しないでプラグインとして使う) - SYNCROOMの音(相手の音)はDAWのトラックに入れてモニターする ** 課題 [#a5541a00] ARIAとSYNCROOMの両方が音を出力する必要があること。~ SYNCROOMはセッション相手の音を聞かなくてはならない。~ さらに、SYNCROOMへ送る音は自分の音のみにしなくてはならない。~ セッション相手の音をループバックするとループしてグワングワンとハウリングになってしまう。 ** 下準備 [#f8beabe7] - SYNCROOMの最新版をインストールする - EWI-USBの最新版をインストールする - REAPERの最新版をインストールする ** 手順 [#bd8e68f0] - SYNCROOMの設定を開いて、オーディオデバイスを「VSTモード」にする~ ⇒こうすることで、SYNCROOMはオーディオインタフェースを使わずVST経由で音声を送受するようになります。 - EWIのトラックを作る~ DAWにトラック1を作って、FXボタンを押して、Addボタンを押してVSTiの「EWI-USB(AKAI)」をアサインする。~ トラック1のINに「MIDI:EWI-USB」をアサインし、スピーカーアイコンを押してモニタリングON(またはAuto)にし、REC●を赤にする。~ - マイク等のアナログ入力のトラックを作る~ トラック2を作って、入力をオーディオインタフェースから受けられるようにする。~ スピーカーアイコンを押してモニタリングON(またはAuto)にし、REC●を赤にする。~ オーディオインタフェースにマイクを繋ぎます。 - SYNCROOMと連携するトラックを作る~ トラック3を作って、FXボタンを押して、Addボタンを押してVSTの「Syncroom vst bridge(Yamaha)」をアサインする~ ⇒SYNCROOMに送る事と、セッション相手の音がTr3に入るようになる - 下の段のフェーダーのところにあるトラック1のRouteボタンを押し、□Master Sendのチェックを外し、Add New Send..でトラック3を指定する。~ ⇒これで、トラック1のEWIの音の出力先はトラック3にルーティングされます。 - 下の段のフェーダーのところにあるトラック2のRouteボタンを押し、□Master Sendのチェックを外し、Add New Send..でトラック3を指定する。~ ⇒これで、トラック2のマイクの音の出力先はトラック3にルーティングされます。 以上で、メインバスに自分のARIAの音(SYNCROOM経由)とSYNCROOMの音が聞こえると思う。 ループしていないか十分にチェックしよう。 * その他Tips [#w2042341] - VSTiのSYNCROOMがあるが、これはセッション相手をマルチチャンネルで受けてばらばらのトラックに音を入れたいときに使う。 - SYNCROOMの接続テストルームを使ってテストすると良い(3秒後に音が反って来る) - 各トラックの設定がうまくいっていないと、SYNCROOMに送る音にノイズが入ったり、発振状態になる。 - レベル調整は絶対に0dBを叩かないようにしないと音がめちゃくちゃになる