#author("2023-07-13T13:53:11+09:00","default:admin","admin")
#author("2023-07-23T01:17:39+09:00","default:admin","admin")
&size(24){VRChat Q&A集(主に演奏する人向け)};

#contents

* 関連コンテンツ [#c906aac9]
- [[VRChatはじめの一歩(Blog)>https://bwt.blog.ss-blog.jp/2023-01-25]]
- [[VRChat始めてみました(Blog)>https://bwt.blog.ss-blog.jp/2023-01-23]]

- [[用語集>VRChat_yougo]]~
隠語とか専門用語とか、「どういう意味?」と感じたもののリスト
- [[Topazchat関係>VRChat_Topazchat]]~
高音質システムのTopazchat(トパーズチャット=トパチャ)に関する情報
- [[PICO4の情報>VRChat_PICO4]]~
PICO4でVRChatするときの各種情報
- [[雑多なメモ>VRChat_memo]]~
こちらは「始めたばかり」や「これから始める」ときに調べたもの

* お勧めのステップ [#q78877f6]
** Quest2単体からのスタートはお勧めできません [#w5b366bc]
- PCデスクトップモードはそれなりのパワーが無いとストレスがたまります
- とはいえQuest2単体では制約が強くかかるためすぐにPCVRに移行したくなります
-- 入れないワールドがある
-- 見えない相手アバターがある
-- 音が聞こえないワールドがある
-- 音声の外部入力ができない(音声入力は内蔵マイク固定)

** まずは手持ちPCで [#yd567bcf]
- 出来るかできないか、ストレスがどれだけあるかは使ってるPC次第です
- やってみないとわからない部分もあるので、とりあえず手持ちPCで試しましょう
** PCを増強 [#ld7be4ef]
- 手持ちPCでストレスだらけであれば、PCを増強しましょう
- グラボ追加のみでいけるかもしれません
- そもそもCPUが古すぎるようなら買い替えのタイミングにピッタリかも
** 最後にVR HMDの追加を [#q5a4bf5b]
- 対応グラボが搭載されていないPCにはVR HMDは繋がりません
- VR HMDは単なる外部ディプレイ扱いです(PCパワーがモノをいう)

* まずは観てみたい [#ga39c9d6]
** ノートPCでも大丈夫? [#s9329ef0]
- ビジネスノートだときついかな~
MS Officeでドキュメント作成するとか、Webブラウズ、動画視聴程度はサクサクでも、~
3Dゲーム動かすにはきついよね。試してみないとナントモだけど。
- 実績的には...~
第10世代Core-i7に16GBメモリーだと、カックカクだけど見れないことはなかった~
新しいCPUなら内蔵グラフィックもそこそこ強いから。~
でも、移動するだけでも引っかかるのでストレスはかなり高かった。~
※MacBookAirの2020モデル。Bootcampで入れたWindows10 Proです。

** 非力なPCでもダメ元でイベント(ライブとか)を見てみたい [#t7422cdd]
- 非力なPCの定義(VRChat基準)~
Win11が動かない第7世代以前のIntel CPU(i7でも意味がない)で、CPU内蔵GPUのみ(Intel Iris何たらって出ているのはCPU内蔵GPUです)
- アプリの設定で制限をかけることで自分のPCの処理内容を軽くすることができます
- 代わりに見えない人(アバターにならない)等の制約ができます~
-- 制限を一番きつくすると、周りのアバターは全て◇マークに置き換えられます
-- 少し緩くすると、フレンドは姿が見えて、非フレンドは姿が見えなくできます
-- 自分からの距離によって見えるアバターを制限することもできます
- 細かい設定方法はインストールしてホームに入れたら、イベント参加前に有識者(すでにVRChatやっている人)に聞くと良いです~
相談を受けたら負荷が軽いアバターで参上してテストまで付き合います。(私に限らず大抵の人が誘導してくれますよ)

** 共通(必須条件) [#ma006797]
- Windowsパソコン、またはVRChat対応ヘッドマウントディプレイキット(maeta QUEST2等)
- インターネット接続が必要(演奏するなら光回線)
- STEAMアカウントが必要(無料)
- VRChatアカウントが必要(無料)

** パソコンのみで遊ぶ [#ee215dbc]
- ハードウエア仕様
-- Windows10または11が動いているPC
-- 第8世代以降のCore-i5以上
-- 16GB以上のメインメモリー(覗くだけなら)
-- 50GB以上空いているHDDまたはSSD(Cドライブ)
--- VRChatアプリに8GB程度、VRChatが動いているときのキャッシュファイルが最大20GB使われます
--- よって、始めるだけで最低30GBは消費します
--- その他、アバターのUploadやUnity(6GB程度)等のツールは必須になるので空き容量は十分に確保しておく必要があります
--- 原神やるよりは少ないようですが
-- ヘッドセットマイク(イヤホンマイク)
- 以上は体験レベルなので強い制約が起きます(滑らかに動かない、固まる等)
- これ以上非力なPCでは、残念ながら体験すら無理だと思った方が良いです

** meta Quest2(VRゴーグルセット)のみで遊ぶ [#a2fdf301]
- PC無しのQuest2単体でも体験できます
- PCでしか入れないワールドや表示できないアバターが発生します~
見えていても本人が設定しているのと違う(軽い)代替アバターの場合があります
- Quest2単体で楽しんでいる人も結構います
-- Quest2単体とデスクトップモードを含むPC使用の比率は半々位みたいです~
Quest単体:デスクトップ:PCVR = 4万人:2.5万人:1.5万人

* 快適にストレスなく楽しめるPC環境 [#i3d72f82]
-- Windows10または11が動いているPC
-- 第10世代以降のCore-i5以上
-- 32GB以上のメインメモリー
-- 100GB以上空いているSSD(Cドライブ)
-- nVIDIA RTX3060(12GB)以上のグラボ(メモリー量が重要)
--- GTX1660あたりでも楽しめるようですが詳細不明です
--- GDDRメモリーは8GBでも大丈夫ですが、大きいほどサクサク動きます~
GDDR容量は重要なので、高速な上位機種であるRTX3060Ti/RTX3070 8GBよりもRTX3060 12GBが適しています~
RTX3000シリーズでどれか買うなら、RTX3060(12GB)の定番か、RTX3080か3090のメモリーが12GB以上の製品を選択すると後悔しません。~
今から8GB製品を買うのはあとで後悔することになると思う。使えないわけではありませんが。~
最新のRTXで4000シリーズを買う場合はVRAM容量に気をつけてください。こちらでも8GB版はあとで後悔します。人が多いインスタンスに入るとわかります。~
--- GDDRが4GBのローエンドグラボは適していません(CPU内蔵と大差ない)
-- USB接続のゲームパッド~
あれば便利程度ですが、買うならXbox互換を買いましょう。良いものでも2000円台です。

* ガチ勢の構成は [#ceb793ea]
- PCVRという環境です

- PCがメインの処理を行う
-- 10世代以降のi5以上、メモリー32GB以上、SSD 1TB以上、グラボRTX3060(12GB)以上~
--- VRChatしながらUnityでアバター改変をしている人がすごく多く、同時にDiscodeで作業の手助けをしている時もあります
--- このような場合、CPUやメモリー量は効きます(i5ではなくi7、メモリーも最低32GBできれば64GB等)
-- 基本構成はいわゆるゲーミングPCです。ゲームをするためのPC構成が適しています。それもミドル~ハイエンドの上級モデル。~
ゲーミングPCにをベースにBTOすると良いでしょう。しつこうようですがグラボの選定に注意。

- VRゴーグル(meta QUEST2やHTC VIVE 等)で
-- 観る(立体視ができる没入感)
-- アバターを動かす(モーションセンサーにより上半身が動かせるので、物に触れる、身振りをする事が可能)
-- 追加トラッカーで下半身も動かす(フルトラック=フルトラ)
- 入ってみるとわかりますが、ガチ勢だらけです
-- 多くはVR機器を併用して上半身の動きがあります
-- その中の何割かは下半身にもトラッカーを装着したフルトラです
-- しかし、演奏メインの人はデスクトップ環境の人も結構居ます
- PCVRにおけるVRゴーグルはディスプレイとトラッカーの役割です。
-- すべての3D演算はPC側で行い、結果のみをゴーグルのディプレイに送る感じ
-- 1画面しか無いデスクトップモードと違い、ゴーグルの左右の目の分の画像データもPC側で生成するため、基本的に3倍以上のグラフィック処理になります。
-- 1画面しか無いデスクトップモードと違い、ゴーグルの左右の目の分の画像データもPC側で生成するため、基本的に4倍以上のグラフィック処理になります。
--片目2048x2048の正方形が基本なので、デスクトップのFHD(1920x1080)の倍の解像度です。これが両面分なのでFHDが4枚分に。4K2K相当ですね。
-- 4K画面を60FPS〜90FPSでゴーグルに送っています。(思い場面ではFPSは落ちます)
-- 強いグラボが必要なのはここです。

* 音楽を演奏したい [#a95ec31e]
まず、音を流す(相手に聞かせる)方法には2通りあります

** アバター音声で出す [#u8c6d78c]
- もっともカジュアルな方法で多用されています どのワールドでも演奏できます
- 普通にマイクで喋るのと同じに楽器の音もしゃべるマイクにMIXして出します
- 声用なので音質はあまりよくありませんが手軽です(AMラジオ程度と思えば良いです)
- マイクと楽器をミキサーでミックスしてVRChatアプリに送ります
-- ソフトウエアミキサー(Voicemeeter Bananaが有名)やDAW、SYNCROOMを使っている人が多いです
- 音量設定は軽めが良い音になります。VRChatのマイクのレベルゲージで真ん中を超えるくらいを狙う。

** Topazchat経由で(高音質) [#v8bb587f]
- Topazchatとは、VRChatと連携して使う音声配信機能のようなものです(外部サービス)
- 配信者(自分)から音声をストリーミング出力し、それを受信したワールド側のPAから音を出します
- ライブハウスやコンサートホールの様な音楽演奏を目的としたワールドに受信側(PA側)設置されています
- 配信方法は2種類あります
-- Topazchat専用アプリを使ってMIXした音声をリフレクタ経由でワールドに送る
--- Topazchatアプリは、入力に指定された音声をTopazchatサーバに送信するだけのアプリです
--- 単機能なので操作は簡単です
-- OBSを使ってMIXした音声をリフレクタ経由でワールドに送る
--- 安定度の他、ミキシングができるので便利みたいです
--- 同時に映像も会場設置のスクリーンに送ることもできるので、アバターの後ろに手元の映像を出している人も居ます(特にDJプレイ)
- Topazchat関係のTipsは別ページに([[VRChat_Topazchat]])
* その他のQ&A [#i440da4e]
** 共通 [#qb26c786]

*** VRChatそのもの関係 [#w1beae7e]

- VRChatはVR機器が無いとできないのですか? 楽しめませんか?
-- パソコンのみでもできます
-- 私はVR機器無しにPCのみで楽しんでいます
-- 当面はPCのみのデスクトップモードで遊び、VR機材が欲しくなったら導入するつもりです

- QUEST2を使って演奏するとき、楽譜や手元はどうやって見ていますか?
-- PCVRの場合はQUEST2にPC画面をオーバーレイすることができるので、PC画面に表示させた楽譜をQUEST2で見れます
-- 楽譜が紙の場合は、VRゴーグルの鼻の下あたりの隙間から覗いている(手元も同様に)ので結構きついけど可能です
-- 演奏ガチ勢はブラインドタッチ&暗譜で演奏している人が多いかも

- パススルーカメラが搭載されているVRゴーグルならゴーグルを外さなくても手元を見れますよね?
-- 今は切り替え式みたいです。VR画面とパススルー画面を同時に見ることはできないみたいです~
ゴーグルを外さなくても一時的に前を見ることができる程度のイメージ
-- MRなら同時に合成して見れますが、VRChatはMR/ARではないのでできないようです
-- PICO4は頭を下に向けると画像の上半分がVRChat映像、下半分がパススルーカメラの映像になるようです~
と、聞いただけなので詳細はわかりません。PICO4は出て日があまり経っていないため情報がまだ少ないです。

- 音楽系にはどういうもの(体験=Experiens)がありますか?
-- クラッシックからDJ、ダンスイベントまで幅広いジャンルで楽しまれています
-- ストリートライブ~
広いワールドのあっちこっちで突発的に開催されている、リアルな街中と同じ感じでストリートライブが行われています~
JPST(Japan Streat)、ポピー横丁(の路地裏)、音鳴町(おとなりちょう)、Qじゃぱん横丁、あたりがよく見に行くワールドです。~
これらのワールドにはストリートライブがしやすいようなアイテムが設置されています。

-- 単独で開催しているライブ演奏
--- Pinaton Live(毎週木曜の22:00から)や氷飴さん(不定期)の演奏はよく観に行っています
--- Twitterで告知が流るので、それを見たり実際にログインして演っていそうならJoinしています
--- midokanさん(草)、シラタキ先生、Colorfullさん、あたりも良く追っかけています(ギター弾き語りの人たち)
--- sanagaさん(ベース、ピアノ)、セルリアンさん(エレクトーン)の演奏も好きです

-- ライブハウスやホールのようなところで行われる演奏イベント~
SLT(Spot Light Talk)、玉響、Trinkenなど、定期開催されているワールドが沢山あります~
これらはPublicで開かれていることは少なく、Friend+(後述)で開かれている場合が多いです。~
人気が高く制限人数を超えている(インスタンスフルと言う)場合は、空きができるまで入れない事も良くあります。
-- あ茶会~
演奏好きと視聴好きが集まる音楽イベント(毎週日曜14:30-16:00)~
定期演奏イベントもあります(この日は勝手演奏は控え、出演者の演奏を皆で聴きます)~
定期演奏イベントの後の時間はいつも通りの「あ茶会」です(聞くと演りたくなる理論)

- なぜワールド(インスタンス)を入場制限するのですか?
-- イベントに興味がない荒らし(めいわく者)が世界中から来るからです
-- 本当に見たい人がインスタンスフルで入れなくなるのを避けるためです

- Friend+って何?
-- 「友達の友達まで入場可」という制限です
-- この場合、ワールド(会場)の設定人数制限の倍まで入場できます
-- 会場にフレンド(主催者または参加者)が居れば入場できます
-- この設定が大多数です

- Friend+がなぜ定員の倍の入場が可能になるのですか?
-- 定員は主催者やオーナーの招待者(Invite)または友達(Friend)の数が基本です
-- これに対して主催者のFriendが定員(例えば25人)に、そのFriendのFriendが同数(同伴者と見なす)なので倍になります

- 今何人入っているかを見る方法は?
-- ワールドにJoinする直前の画面に出ています
-- 例えば20/25と出ていれば、定員25人に対して20人入場しているという意味
-- Friend+のインスタンスで30/25と出ていれば、定員25だが、同伴者含めて30人入っているという意味です~
この場合、あと20人は入れる余地があると理解してよいです
-- たまに「52/25」という表示を見かけます。Friend+の制限を超えているけどどういうこと?
--- これは正直判りませんが、次の状況が考えられます
--- 例えばSLTではワールドに入ってから会場に入るまでの間(ラウンジ)に扉があります。この扉はフルインスタンスの時は開きません
--- 入場待ちが2名、会場に50名居るという意味かもしれません

- Friend制限の場合は?
-- たまにあります(特に人気が高いイベントや趣向が硬いイベント)
-- 主催者とフレンドになっていないと参加できません~
イベントは事前告知されるので、参加したい場合は事前にフレンド申請をしておきます

- Private制限の場合は?
-- 今のところ遭遇したことはありません
-- PrivateはSocialにも表示されないので、どこで何をやっているかを第3者が知ることはできないようです~
たとえフレンドが参加していても、どこの何に参加しているかはわからないです(Private Worldに参加しているというだけの表示)
-- 事前告知に参加登録し、主催者から招待された人のみJoinできるようです

- QUEST2のみで楽器演奏をやるにはどうやれば良いですか?
-- QUEST2の3.5mmジャックはイヤホン専用でマイクは繋がりません。
-- よって、QUEST2単体で内蔵マイク以外から音を入れる手段がないので、生ギターの音を内蔵マイクでそのまま拾うとか、EWIをアンプに繋いで外に出している音を拾うようなやり方しかできません。
-- したがって、アバターボイスから楽器と声を両方出すのは制限が厳しくなります。(生音が出せる環境に限る)
-- 非力なPCでもToipazChatくらいは使えるなら、音はTopazChatから別PCを使って出すことは可能です。(アバター音声で出せないのは同じ)

- 非力なPCとQUEST2しかありません。ライブステージで演奏するとき、演奏の音はPCから、映像や会話はQUEST2でということを同時にできますか?
-- Topazchat対応ワールドなら可能です
-- 例えばPCでSYNCROOMで合奏しながら、それをTopazchat経由でワールドにながすことができます(これ自体は普通に行われている)~
SYNCROOMで合奏しながらTwicasにラジオ配信出来ている環境なら余裕です。
-- それとは別にQUEST2で回りを見たり体を動かしたりワールド内のアバターの会話に参加できます
-- つまり、演奏の音とそれ以外は完全に分離していることをうまく使います
-- 同時にどこまでできるかは自分の「手」が空いているかどうかです

- 他人と違う気に入ったアバターを使いたいです
-- いくつかの手段があります
--- VRChatのアプリに出てくるリストから選んだものをつかう~
これが一番最初になると思います。難しいことは何もありません。
--- Avatar Museum等でサンプルや無料配布のをクローンする~
サンプルにはその旨のプレートやマーキングがあります(試着ですね)
--- Boothでデータを購入(0円〜7000円程度)してきて自分でアップロードする~
値段はピンキリ。1万円以上する高精細なアバターもあります。~
衣装の着替えを考えているようなら有名な作者のアバターを選択するのも良い方法です。~
有名な作者のアバターには着替えセットや専用のアクセサリーがオプションで多数用意されています。
-- Boothで購入したアバターデータをアップロードするには何が必要ですか?
--- Unityというゲーム開発ツール(無料)を使ってアバターのビルドからアップロードの手順が必要です
-- Unityは難しいですか? ソフト開発の知識は必要ですか?
--- 購入したアバターデータをUnityで処理してアップロードするだけなら単純作業なので難しい知識は不要です
--- 手順はネットのあっちこっちに書かれています

- アバターにアイテム(例えば楽器)を持たせたいです
-- Unityでの作業になります(これをアバター改変と呼びます)
-- 既存のアイテムデータ(例えばBoothで売っているアクセサリー)を体の固定位置に付けるだけなら難しくありません~
ちなみにEWIの3Dモデル(EWI-5000とEWI-Solo)は仲間が作ってくれたものがあります
-- 追加アイテム有りと無しの2つのアバター本体を作って切り替えて使うのであれば簡単です
-- 1つのアバターで追加アイテムを自由に出し入れするための機能を実現するには少し難しい作業が必要です~
これはExpressionメニューの作成になりますが、便利なToolがあるのでそれを使えば割りと簡単にできます
-- EWIを構えて立っている「演奏しているポーズ」を作るのはとても難しいです(作業量が多いので慣れていても2〜3時間かかる)~
全く同じアバターに全く同じ楽器を持たせるのであればポーズデータは転用できますが、違うアバターの場合は身長や肩幅等の体のサイズに差があるので転用しても微調整が必要です。~
改変したアバターを再配布することは禁じられているのが普通なので、「同じで良いのでコピーが欲しい」というのは無理です。自力でやるしかありません。~
そもそも同じアバターでは個人特定が難しいので避けられるものですので、結局は自分で作るしかないです。
ポーズ集が有料販売されている事から想像してください、それくらいポーズを作る作業はめんどくさくて時間がかかるものです。

- 楽器を構えさせるような、アバターの腕を任意の位置に動かして固定する作業はどんな感じ?
-- 肩から指先までにある全ての関節の動きを数値入力で調整します
-- 各関節にはX-Yの十字方向と、θのねじれ方向があります

- 構えのポーズができれば後は簡単なのですか?
-- いいえ、ここからAnimationと状態遷移の入力が必要です~
複数の処理系に分散しているため、それぞれをパラメータを使用して(グローバル変数みたいなものを使って)マクロ間を連携させる様なことになります
-- それをExpressionメニューに組み込んで完成となります

- ところで、非力なPCでVRChatのワールドに入ると何が起きますか?
-- 人が多いワールドに入ると、入った直後に次のようなことが起きます(急にPCの処理が増える)
--- 固まって操作ができなくなる
--- アプリが落ちる
-- 数人しかいないワールドではどうですか?
--- 動きはカクカクしてスムーズに移動できません
--- 見えている相手アバターの重さ(データ量)やワールド内のデータ量によって動作の重さが変わります
-- ワールドに出る前に、自分のホームで動きを確認しましょう~
ここできつければ、外に出たらもっと苦しくなります

- 非力なPCで体験するために気を付けることはありますか?~
VRChatアプリの動作を制限して軽くすることができます
-- 重いアバター(VerryPoor)を非表示にする
-- アバターのダウンロード容量を制限する(大きなデータのアバターは表示されなくなる)
-- フレンド以外のアバターを表示しないようにする(存在はわかるが◇マークのままになる)
-- グラフィック処理を軽い範囲に制限して映像クオティを落とす
-- VRChatのウインドウを小さくする(全画面ではなく1/4とかにする)

- 処理の重さは何が原因なのですか?
-- 自分が見えている範囲の描画処理は自分のPC側で行われます~
VRChatサーバーから自分のPCへは、ワールドやアバターの設計データのみが落ちて来ます。~
この設計データから3D画像をリアルタイムに自分側のPCで計算して生成しています。(これがグラボ=GPUの仕事)~
それゆえ、VRChatをプレイするPCの性能が動作の重さを左右します。
-- つまり、自分自身がいくら軽いアバターを使っていても、周りが重ければ自分はその重さに巻き込まれます
-- 3Dのリアルタイムレンダリングが実行されるため、自分のPCに搭載されているグラフィック機能(GPU=グラボ)の性能に左右されます
-- アバターが多いワールドほど、凝ったワールドほど、GPUの搭載メモリーが食われます
-- グラボ非搭載(CPU内蔵グラフィックを含む)はメインメモリーをグラフィック処理と共有するため、搭載メモリーがグラフィックにモリモリ食われます
-- メインメモリーはグラボ搭載メモリーよりもアクセス速度が遅いです
-- グラボ搭載メモリーGDDRはグラフィック処理に特化した構造なので、汎用のDDRは速度の点で太刀打ちできません

- 古いPCにグラボが積んであった場合はどんな感じですか?
-- まだまだ現役の第4世代i7、エントリーモデルのグラボAMD RX560で試しました(デスクトップ機)~
このマシンは動画編集用に組んだものです。グラボはh.264やMPEG2のエンコードとトランジョン(特殊効果)のために使っています。
-- 第10世代i7のノート(グラボ無し)より重くて使い物になりませんでした
-- この古いPCに最新のRTX3060を積んだらどうなるか~
興味はあるけど試したことはありません
- ゲーミングノートではどうですか?
-- ゲーム用のノートPCがありますので可能と思われますが、「コスト、性能、拡張性」はデスクトップ(タワー)に敵いません
-- 置き場所が何とかなるならタワーPCです。グラボのサイズからタワー機でないと厳しいものがあります。~
RTX3060の12GBはフルサイズですから、フルサイズグラボが入るケースの奥行きが必須です。
-- ノート用のCPUやGPUはデスクトップ用より非力です。電力(発熱)を抑えるためノート用に別の部品が使われています。~
似た名前のパーツが入っていても別物です。(12世代Core-i5にRTX30x0シリーズと書いてあってもノートは下位性能です)

- グラボはAMDとnVIDIAではどちらが良い?
-- どちらも推奨リストに出ていますが、ゲーム関係はnVIDIA系が主流です
-- 聞いたところによると、RTX3060の12GBモデルが定番でコスパが一番良いみたいです~
もちろんお金があれば最新のRTX40x0シリーズは最高でしょう

- QUEST単体で入った場合の制約は?
-- 見えるアバターに制限が生じます
--- QUEST対応されているアバターは普通に見えます
--- 相手がPC専用アバターの場合はフォールバック設定されている軽量なアバターに変更されます
-- 入れないワールドがあります(多くはPC/QUEST両対応になっていますが、PC専用のワールドもあります)
-- QUEST対応アバター(ワールド)とはどういうもの?
--- データ量が少なく軽量なアバター(ワールド)で、QUESTで見えるようにビルドされたものです
--- ポリゴン数・ボーン数等の制限が厳しいため、見た目のクオリティは下がります

- アバターにランクがあるそうですが
-- Excelent/Good/Midium/Poor/VerryPoorがあります。(右ほど重い)
-- VerryPoorは無差別級です。クッソ重いアバターも含まれます。~
ポリゴン数で言えばPoorは7万ですが、70万超えのアバターも存在します。~
ランクはポリゴン数だけでなく、いろいろなパラメータのうち一つでも超えると上のランクになります。
-- Poor以下指定(VerryPoorお断り)のワールドやイベントはたくさんあります(ドレスコード)
-- 見た目よくできたアバターはVerryPoorが多いので、Poor以下のアバターも用意しておくと良いです~
観たくても入れてくれいワールドやイベントがあるので
-- おそらく、Poorまでが一般的なPC(グラボがGDDR 8GBモデル)で難なく表示できる範囲なのだと思います。~
25人または50人集まっても重くなっても固まらないのがPoorまでなのかな?

- VerryPoorのアバターが気に入っています。Poor以下に軽量化できますか?
-- Unity作業だけでも軽量化できます(本格的にはBlenderも使うようです)
-- 私はVerryPoor状態からPoorまで落としました
--- ポリゴン数を7万以下にするためメッシュを荒くした~
Mesh Optimizerを使いました。Unity Asset Storeで取得できます(無料)~
顔と衣装の一部を除いて元の75%〜50%までメッシュを荒くしました~
https://styly.cc/ja/tips/assets%CC%B2-unity-3dcg-mesh-polygon/
--- Physbone数を32以下にするため、髪の一部や衣装の一部からPhysboneを削除した~
これにより、歩いたり動いたりしても髪や衣装の一部は動かなくなります~
目立たない部分(前髪、アホ毛、アクセサリーの紐等)は積極的に削除しました

- 好きなHOMEを作ることはできないのですか?
-- できます
-- Blenderで1から設計してもいいですし、Boothで(有料・無料)で買うこともできます
-- そのHOMEに自分で家具やギミックを追加してオリジナルのHOMEを作ることがやられています~
自分で作ったホームを公開してフレンドを呼んで自宅で遊んでいる事もよく見かけます

- ワールドとインスタンスの関係がわかりません
-- 意味としてはほぼ同じと思ってよいでしょう
-- 仮想世界では、メインのワールドのコピーをたくさん発生させられます~
使われていないワールドはPublicインスタンスが1つあります。誰も居ないときはワールドは存在しますが、インスタンスはありません。~
ここに一人目がそのまま入ると、Public制限のインスタンスが一つ生成されて入ることになります。
-- トップに有るのがPublicで用意されていて誰でも入れるインスタンスを生成して使えます(既に誰か居れば、そのインスタンスに入る)
-- ここから派生させた制限付きのインスタンスを使うことが多いです(以下、制限がゆるい順に)
--- Public~
誰でも入ってこれる
--- Friend+~
インスタンスを生成した人のフレンドのフレンドまでが入れる
--- Friend~
インスタンスを生成した人のフレンドまでが入れる
--- Invite Only~
インスタンスを生成した人が招待した人が入れる(Privateと同じ)

- Unityでアバターをいじったりする場合、どれくらいの容量が必要ですか?
-- 1つのアバターで1GB程度の作業ストレージを食います
-- バージョン管理のためにProjectまるごと世代管理していると、すぐに数10GB消費します
-- VRChat Creators CompanionのBackup機能を使えばZipされてかなり小さくなります。~
バックアップ保存しておく必要のないビルドキャッシュが容量の多くを消費しています~
ただし、キャッシュがないと何度も修正してビルドする場合は多くの時間を必要とします

- Lounch PadにあるHOMEと、Worldリストに出てくるHOMEとは違うのですか?
-- Lounch PadにあるHOMEはPrivate Instansです。ここには自分以外は招待した人しか入れません。~
アプリを起動して最初に居る場所がPriveteのHOMEです
-- Worldリストに同じHOMEがありますが、これはPublicです。
-- つまり、アカウントを持っている人すべてが共通デザインのHOMEをPrivateで所有しています~
おそらく公式には1つのPublic HOMEがあります。間違ってそこに入ってしまうと知らない外人が沢山いる状態になります。

- meta QUEST(QUEST2)単体です。ワールドに入ると表示されないアバターが沢山います。またはバターとか唐辛子だらけでかわいい女の子が少ないです、
-- QUEST非対応アバター(PC Only)はたくさんいます~
この場合はフォールバックアバターに挿し変わって見えています。自分で対処する策はありません。
-- QUEST対応アバターらしいのですが表示されません~
QUESTではMiedium以下の軽いアバターしか表示されないようになっているようです。~
この場合、対象アバターにビームを当ててShow Avatarすると表示されるようになります。~
ただし、動作は重くなります。

- フォールバックアバターを自分で作りたい(または今使っているアバターをフォールバック対応にしたい)
-- アバターランクがGood以下(GoodまたはExcelent)になるように作れば可能
-- Android用でBuildすると、その時にフォールバック用にも使うという選択ができるようになるみたい
-- ここにArmatureやテクスチャの統合について書かれてるので参考になりそう~
https://note.com/tofu_shoyu/n/n1f8d59ac4172

- 高いところに上るのに浮遊したい
-- OVR Advanced Settingsというツールを組み込みます
-- ダウンロードはSteamで行います(ここまでPCで操作)
-- 組み込み先はSteamVRです(ここからVR内での操作 →SteamVR設定画面をVR内で出して行う)
-- 特定のボタン(任意設定可能)を押しながら手に持ったコントローラーを上から下に振り下ろすと上昇します
-- ここの説明が詳しいよ~
https://note.com/w01f/n/n573cb48371c2
-- どのボタンに設定したか
--- PICO4はコントローラのすべてのボタンに機能が割り当てられている(悩む)
--- スティックを押した時の機能は何も割り当てが無いので、右スティック押しを上昇下降のボタンに、左スティック押しを高さリセットにした
-- 操作がうまくいかない
--- 上昇するとき~
右手を振り上げて、ボタンを押しながら、右手を振り下げて、ボタンを離す
--- 下降するとき~
右手を振り下げて、ボタンを押しながら、右手を振り上げて、ボタンを離す
--- ロープを掴んで引っ張って登っていく感じになります

- 背が低いアバターなので、台の上に立ったアバターにしたい
-- 簡単には台に立っている状態のアバターを作る事(台は出し入れしない)
-- 足の下にお立ち台を置きます
-- 高さを調整しても、VRChatにもっていくと台が地面に潜ってしまいます
--- これはVRChatが足の裏を基準にして地面に接するように自動調整してしまうから
--- これを修正するにはアバターのFBXファイルに記録されている足の裏(地面)からHipsまでの高さの数字を変更すると全体を浮かび上がらせられます
--- アバターの見た目は変わりませんが、腰の位置が高くなり足が伸びたような結果になります
--- View Pointの確認もしておきましょう

- グラボを買いたい
-- 推奨のNVIDIA GTX1660 6GBは3万円
-- 鉄板のNVIDIA RTX3060 12GBは5万円
-- RTX3060 12GBにしましょう。試していないけど、GTX1660とRTX3060の性能差は2万円では済まないと思います。~
RTX3060 12GBは最近になって値段が下がってます(RTX4000が出たから?)~
値段が少し安い&color(red){GDDRが8GBと少ない};製品も出てきたので間違えないように注意。

- フレンドの姿や持っているであろうアイテムが見えていない
-- 通常、フレンドになっている相手は制限なく見えるはずです
-- しかし、自分のシールドレベルがきつめにしてあると、その制限に引っかかってVerry Poorアバターやアイテムが見えない場合があります
-- 対処方法(見えるようにする方法)
--- LounchPadを開いて、Select Userを選択
--- 相手にビームを当ててトリガー
--- [目][目に斜線][盾]を切り替えるところを見つける
--- デフォルトでは盾になっているので、それを目に切り替える
-- 制限なしにみんな見えるようにするには
--- シールドレベルをNoneにしてしまえば制限がなくなります~
しかし、観たくないようなもの(荒しの下品なアバター等)も見えるようになったりするリスクがあります~
--- 通常なNormalがちょうど良いですが、慣れてきたらCustomで相手のトラストレベルに応じた制限を設定しましょう
--- ほか、自分からの距離によって見える見えないを制限したり、アバターの容量で制限する事もできます

- 「フォールバックアバター」って何?
-- 例えば自分のアバターがPC Onlyの仕様でUpしてあると、QUEST単機の人にはそのアバターが見えません
-- VerryPoorを非表示にしている人にはVerryPoorのアバターは見えません
-- このようなときに変わりに見せるアバターのことです
-- Publicにあるフォールバック対応アバターの他、自分で作ったアバターをフォールバックにできます~
これを、カスタムフォールバックアバターといいます
ただし、ExcelentかGoodのQUEST対応を作らないとならないのでかなり軽量化する必要があります

- ハンドジェスチャーは使用したいが表情は変えたくない
-- 例えばコライダージャンプを仕込んで使用するときはトリガとグリップ押してAボタンで上昇になるのですが、この操作時に表情も同時に変わってしまう。~
写真を取る時はタイマーを使わないとノーマル表情が出せないとかニコニコ顔のピースサインで撮れないとかとやりたいことができない。
-- Expression Menuに表情連携ON/OFFを追加し、ハンドジェスチャー時に表情を変えないようにする改変がありますので紹介します。
-- 解説のリンク→ [[一時的にハンドサインによる表情制御を無効化する>https://chimerabbit.com/2021/08/09/%E4%B8%80%E6%99%82%E7%9A%84%E3%81%AB%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E8%A1%A8%E6%83%85%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%82%92%E7%84%A1%E5%8A%B9%E5%8C%96%E3%81%99/]]
-- Unity上で手動設定していく手順書です。(スクリプトによる一発改変ではないです)

*** 音響関係 [#x8571d9c]

- マイクに話しかけてもアバターから自分の声が出なくなってしまいました
-- 原因はよくわかっていませんが、たまに発生しているようです
-- マイク入力のデバイスを切り替えると治ることがあります
-- オーディオ入力デバイスを他の用途に使っていた(例えばSYNCROOM)場合、それをやめてもVRChatで再利用することができなくなることがあります~
この場合はPCを再起動すると治ることが多いです(直前に使用していたアプリが掴んだデバイスを解放してくれない)
-- 何をやってもマイク入力がアバターに反映できない場合、マイク入力をSYNCROOアプリに入れて、SYNCROOMのバーチャルオーディオOUTPUTをVRChatのマイク入力にしてすると音が通るようになった事例があります。
-- ASIOを使っているとオーディオデバイスの占有が発生し(ここまでは通常動作)、一度掴んだアプリが手放さなくなるような現象が起きている感じもします
-- 仮想SIOドライバのASIO4ALLを使っている場合は何が起きても不思議じゃないです(そういうものなので)

- オーディオインタフェースにマイクと楽器を繋いだら、マイクの音声しか通りません
-- 入力が2系統あるオーディオインタフェース(ステレオ入力)を使うとそうなります
-- オーディオインタフェースにCH-1(L)とCH-2(R)があり、VRChatアプリにはCH-1の音しか入りません
-- STEINBERG UR22シリーズはCH-1とCH-2をMIXする機能を持っていません~
この場合、UR22の手前にミキサーを繋ぎ、MICと楽器をMIXしてからUR22に入れる必要があります。
-- YAMAHA AG03やAG06が適しています(ミキサー付きオーディオインタフェース)~
AG-03のLINE2/3は2(L)にのみシールドを挿すとL+RモノラルでメインMIXに送られます(4000やSoloを繋ぐ場合)

- MICがUSB接続です。これとオーディオインタフェース経由の楽器を繋ぎたいです
-- ソフトウエアミキサーのVoice-meeter Bananaを使う手があります。

- パソコン用ヘッドセット(アナログ接続)をオーディオインタフェースにつなぎたい
-- UR22にはつながりません(Y字変換ケーブルでMIC/PHONESを分離しても無理です)~
これを使えば繋がるかも→ https://amzn.to/3Vbv7tK~
ただし、VRChatにはCH-1の音声しか入りません
-- AG03/06ならPC用ヘッドセットジャックがあるのでそのまま使えます
-- GoMIXERはPC用マイクに対応していません。ダイナミックマイクを使ってください。
-- PCにヘッドセットジャックがあれば、そこにパソコン用ヘッドセットを繋ぎ、楽器はオーディオインタフェースに繋ぎ、Voice-Meeter BananaでMIXすることができます

- Voice-Meeter Bananaの使い方を教えてください
-- ごめんなさい。私はBananaを使っていないので教えられません~
こちらを参照してください→ https://www.gigafree.net/media/mixer/Voicemeeter-Banana.html
-- 私はソフトウエアミキサーは使わず、アナログミキサー(卓)とオーディオインタフェースを使っています。

- アバター音声が小さいと言われました
-- 入力レベルはLounch Padを開いて、下に並んでいるアイコンからスピーカーアイコンをクリックすると表示されます
--- 喋るとレベルメーターが動きます。~
このレベルメーターが、普通に喋っているときに中央付近をウロウロするくらいにマイクゲインを調整しましょう
--- レベルメーターは右端まで叩かないようにしましょう(歪みます)
-- レベルメーター中央までぜんぜん届きません
--- マイクと口の距離が遠いため、マイクゲインが不足しているのでしょう~
例えば襟元に付けるタイピンマイクは不適です。~
ベストはヘッドフォンからマイクが伸びているヘッドセットです。(しかも耳は密閉型が良いです)

- マイクレベル(送出レベル)が適切でないとどういう問題が起きますか?
-- 小さすぎると周りの声につぶされてあなたの声が相手に届きません(小声でぼそぼそ喋っている状態)
-- 大きすぎると音が割れます
-- 特に楽器の音をアバター音声で出す場合、大きすぎるとCOMP/LIMITTERがかかるようで音が潰れて残念なことになります~
これを避けるには、VRChatのレベルメーターが50%〜75%あたりを常用域とするように調整すると良さそうです~
これは相手に聞いてもらわないと判断できないので、相手を捕まえて音量調整を詰めていくと良い演奏ができるようになります

- VRChatのマイクのメーターではFULLまで振っていないのですが(例えば半分以下)音が割れていると言われました
-- VRChatアプリの手前でレベルオーバーしていて音が割れています
-- ソフトウエアミキサーのレベル調整をして余裕を持ったレベル設定にしましょう(各トラック-10dB付近を目安に)
-- オーディオインタフェースのチャンネルゲインを調整してOVERまたはPEAKの赤ランプが点灯しないようにINPUT GAINを調整しましょう
-- EWIの出力はLINEです。MIC/LINE兼用入力に繋ぐ場合はチャンネル設定を見直しましょう
-- 会話用マイクには、可能であればCOMP/LIMITTERを併用するとベストです。急に大きな笑い声が出ても相手を驚かせることがなくなります。~
私はミキサー卓でマイクにはCOMPをかけています。~
楽器やオケは卓のMAIN OUTからCOMP/LIMITTER装置(ラック機材)を通して、軽く(-10dBから)COMPと0dBでLIMITTERが効くようにしてからオーディオインタフェースに入力しています。~
オーディオインタフェースの入力ゲインは0dB入って来たときに-3dBになる(PEAKが点く直前)ようにしています。

- 音楽イベントに参加(入った)けど、演奏が聞こえません~
Topazchatという高音質配信を使用しているためです。これに対応させるには2つやることがあります
--VRChatアプリの設定~
--- [ESC]を押してLaunch Padメニューを開く
--- 右上のメニュー拡大ボタン(四角に右上矢印のアイコン)をクリック
--- 設定(ギアのアイコン)をクリックして、左のリストからComfort&Safetyを開く
--- SafetyにあるAllow Untrusted URLsにチェックマークをつける(これで外部システムとの連携が許可されます)
-- 会場にある「Resync」ボタンを押しに行く~
視聴中でも急に演奏が聞こえなくなることがあります。その時はResyncを押すと復帰します。

- PCにRolandのGoMixerを繋いでいますが、イイ感じにセットアップできません
-- GoMixerは小型軽量で手軽ですが、用途を限定したつくりになっているようです
--- モニターは全ての入力が混ざって聞こえる~
マイクはモニターしたくないとかでも切ることができません
--- モニター音量のみを調整できない~
ヘッドフォンに高感度なものを使った場合、送出するレベルが適した時にはモニター音が爆音になってしまう等が起きます~
ヘッドフォン本体にボリューム摘まみがある物を使うしかないです
--- 各チャンネルのモニター音量を変えたり、モニターをOFFすることができない
--- 入力ゲインは固定でボリューム調整してもいい感じのレベルにできないことがある
--- Auto Levelが内蔵されているような挙動があり、オケと楽器のバランスがおかしくなる事がある
-- どうしたらよい?
--- はっきり言うと、VRChatには向いていません~
GoMixerはiPhone(iPad)と併用して、手軽に配信したり歌ってみたをやる物の様です
--- 結論:買い替えましょう
-- せっかく買ったのだから無理にでも活用したいです
--- GoMixerの手前にアナログミキサーを繋いで、アナログミキサーでMIXとモニターを完結させ、GoMixerは単なるオーディオインタフェースとして使うくらいでしょうか
--- 配線が増えるだけなので、AG03あたりに買い替えた方が幸せになると思いますよ

- QUEST2単機やPICO4単機で外部音声を入れたい
-- QUEST2
--- できません。
--- QUEST2には3.5mmジャックがありますがヘッドフォン専用です。
--- USBポートにUSB Audio I/Fを繋いでも出力のみ機能します。~
--- [[公式アナウンス>https://www.meta.com/ja-jp/help/quest/articles/headsets-and-accessories/using-your-headset/using-headphones/]]
-- PICO4
---できます!
--- USB-CにポートにHOSTモード変換を併用してAudio I/Fを繋げば機能します。~
--- YAMAHA AG03等のAndroid対応のデバイスは繋がります。~
--- &color(red){しかし、PICO4用のVRChatアプリは存在しません。PICO4でVRChatを演りたければPCVR必須です。};

- PCにマイクと楽器を繋ぎたいのでAudio I/Fを買いたい。何がお勧め?
-- YAMAHA [[AG-03>https://amzn.to/3mNa2Jk]]か[[AG-06>https://amzn.to/3KM1LgJ]]が使いやすいです~
--- Audio I/F付きアナログミキサーです
--- PC用ヘッドセット(ピンクと緑のプラグ)を挿すジャックも装備されています
--- ネイティブASIO対応なのでSYNCROOMでも快適に使えます
--- AG03は「マイク+楽器+オケ用DAP」を繋ぐことができるので必要最低限のものが揃っています
--- AG03はCH-1(マイク)にエフェクト(リバーブとか)が、AG-06はさらに楽器にエフェクトがかけられます~
AG-06のCH-2楽器入力はAMP SIMも入っているみたいなのでギターの人はAG-06が良いかも
--- &color(red){値段が少し安くて似た見た目の「MGシリーズ」はAudio I/F非搭載なので間違えないように};

- USB Audio I/F内蔵のミキサーを買いましたが、音が割れたり小さすぎたりします。セットアップの基本が知りたい。
-- 調整は3つあります。一番上にあるGAIN、その近くにあるPAD、一番手前のフェーダーです。
-- 下記の順で調整していきます
--- チャンネルフェーダーを0dBまたはマークが付いている位置に合わせます(MAIN OUTも同じく)
--- PADをONにします(Vocal/Talk用のMICならPAD OFF)
--- 楽器で最大音量を出しながらGAINツマミを回して、フェーダーの近くにあるPEAK赤LEDが点灯する手前まで上げます~
ここでGAINを最大に回してもPEAK赤がつかない場合は、PADをOFFにしてください~
PEAK赤が点灯するときは音が歪んでいる状態、入力レベルオーバー状態です(ここ重要)
--- その他のチャンネルも同様に設定して、基本設定が完了になります。
--- ここから先はフェーダーとPAN(左右の定位)を使って音のバランスを作っていきます
--- イコライザーでお化粧直しをして完成

- アバター音声で可能な限り良い音で演奏を聞かせたい
-- オーディオインタフェースを使う(YAMAHA AG-03やSteinberg UR-22など)
-- レベルは-10dBをピーク(最大音量)とする~
★-10dBを超えるとVRChat側で比較的強いCOMPがかかるようです →ダイナミクスが損なわれる
-- 私の例
--- マイクにはミキサー卓内蔵のCOMPを軽くかけています
--- オケや楽器の音もマイクと一緒にミキサー卓でミックスしてから送出用のオーディオインタフェースに入れています
--- オーディオインタフェースの手前ではCOMP/LIMITTERを通しています~
COMPは-10dBを閾値にレシオ1:4で軽く、Interactive KneeをON、LIMITTERはオーディオインタフェース入力の-3dBで効くように~
COMPかけているのは音圧を作るためです(簡易的にFM放送のようにするため)→可能ならMultiband COMP使うと良いよ~
ただし、アバターVoice使用時は-10dBまで入れないのでCOMPはかかりません(トパチャや別の配信時に効果を発揮する)。
-- VRChatのアバターVoice用オーディオインタフェースの入力にはL+RのモノラルMIXした状態で入れています~
アバターVOICEはSTEREO入力するとL-Chしか音が出ていません

** Mac関係 [#x3e68642]
- M1 MacでVRChatできますか?
-- M1/M2系CPUの新しいMacではできません(2023/3現在)
- Intel CPUのMacではできますか?
-- BootCampでWindows10を動かせばできます
-- Windows11はTPM2.0が無いMacは要件を満たさず動きません
- 仮想環境のParallelsやFusionのWindowsでは動かせますか?
-- VRChatは仮想環境では動きません(起動時に拒否されます)

* 筆者の環境 [#r4e36b7e]
- PC
-- クリエーターPCと呼ばれる構成です~
3D CADで機構設計、回路図基板図の設計、ソフトウエア開発、動画編集(Blu-ray作品の制作)等を目的としたハイパフォーマンスPCです
-- 第12世代 Core-i9 12900(水冷 3連ラジエータで連続高負荷に対応)
-- DDR4 128GB(制限いっぱい)
-- RTX3060 12GB(VRChatの定番)
-- 1TB NVMe4.0 SSD(メイン)
-- 500GB NVMe3.0 SSD(作業用 ここにUnityプロジェクトを置いて作業しています)
-- 8TB HDD(データ保存用 Unityプロジェクトのバックアップやツール類、ダウンロードしたアセットを保存しています)
-- Logicoolトラックボール、ARCHISS 英語キーボード
-- FHD 3面(23インチx2、10インチx1)
- VR機器(ゴーグル、トラッカー)
-- 無し
- ゲームコントローラ
-- Logicool F310R(USB接続 有線式)
- ネット回線
-- So-net with FLETS(非コラボ) 100Mbps IPv6対応
-- GbE 有線接続

トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS